わおー、
今度選ばれたミスアメリカは、インド系アメリカ人。
初のインド系ということで、メデイアが大騒ぎだが、
もうひとつ、大事なこと –
彼女は、なんと、ミシガン州セントジョセフ(St. Joseph, MI)出身なのであーる!
St. Josephは、ミシガン湖に面したミシガン州南西部の小さな町。
Silver Beach、Tiscornia Beach、Jean Klock Beachなどなど、良いビーチに恵まれ、今や夏のリゾートのひとつになっている(各ビーチについて以前に書いているので、読んでくださいm–m)
私は日本で亭主(米国人)と結婚してからアメリカに渡ったのだが、アメリカに来て最初に住んだのが、このSt. Josephだった。
ミスアメリカの名前は、Nina Davuluri (ニーナ・ダブルーリ)。
ニーナさんは、10才の時にセントジョセフに家族と共に引越して来、セントジョセフの高校を卒業した(おお、この高校に、アメフトの試合を見に私は行ったことがあるのだ)。
このセントジョセフは、隣町のベントンハーバー(Benton Harbor)と双子都市(twin cities)でありながら、ベントンハーバーとあまりにも対照的なことで有名。
ベントンハーバーは黒人の町で、貧困、犯罪が蔓延する。
かたやセントジョセフは白人の町で、安全、清潔、豊かな中流層以上の人たちが住む。
私がセントジョセフに住んだのは、もうかなり以前のことだが、東洋人は、私の知る限りでは町全体で2〜3人しかいなかったと思う。
やはり米国人と結婚してこの町に住んでいる中国人の女性が一人いた。どこでどう彼女に出会ったのか覚えていないのだが、とにかく同じ東洋人がもう一人この町にいるということで、どれほど嬉しかったか、どれほどホッとしたか、今でもよく覚えている(告白しちゃうと。。。私は、自分一人だけが有色人種である環境にいるのが好きではない)。中国人と日本人は全然違うのだけど、それでも同じ極東出身というだけで、むりやり共通点を見つけて安堵感を得ようとしていたのだと思う。
そういうわけで、白人が大多数を占める小さな町(そういう町が、実はアメリカには無数にあるのだが)で育ったニーナさん、ミスアメリカに応募したら、なんと優勝しちゃったのである。
もっとも、2006年には、Miss Michigan’s Outstanding Teenというミスアメリカのテイーンエージャー版で栄冠を獲得しているので、その頃すでに、将来のミスアメリカを感じさせる大物だったのかも。
彼女はコンテストで、インドのバリウッドダンス(Bollywood dance)を披露。そのビデオが次:
まるでインドのTVを観てるようだが、こんなで、アメリカ代表として認められるのだから、アメリカも変わったものだ! 30年前には、想像だにもできなかったことだと思う。
時代は変わって行く。
しっかし、彼女、ダンスが上手だなあ!!
ところで、インド人というのは、同じアジアとは言っても、日本人や中国人、韓国人とかなり容貌が違って、顔立ちや肉体的特徴がヨーロッパ人みたい、と思いませんか? 彫りの深い顔、グラマーな肢体。
実際、インド人には、白人の血がかなり混じっているらしいし。
要するに、インド人は肌の色が浅黒いヨーロッパ人、と言っても過言ではないんじゃないの?
だからミスアメリカにも選ばれるのよ。あれが、いかにもモンゴル人の顔で、バストもヒップもペタンコの極東アジア女性だったらどうかしらね。。。(と、つい言いたくなる)。
いかにもモンゴロイドの女性がミスアメリカに選ばれる時代が来たら、その時こそ、アメリカは本当に変わったと言えるかもしれない。
ところで、アメリカ人が美人と思うアジア人女性の顔・身体の特徴というのが、確かにある。貴方はもう気がついた? アジア人が美人と思うアジア人女性と、欧米人が美人と思うアジア女性は、どうも違うのである。現に、「欧米人が美人と見なすアジア人女性」というジャンルがある。インターネットで時々見かけるものだ。
こんな経験、あなたもないだろうか:
うちの(米人の)亭主がアメリカの雑誌に載っているアジア女性のファションモデルを見て、「わあ、この女性、美人だなあ!」
私も見てみる。「え〜〜! これが? 冗談だろ!!」
私の反応を見て亭主は仰天。「アメリカ人はまず、この女性を美人と思うよ」
私:「アメリカ人の美意識は、一体どうなってるんだろう???」
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かなりくだらないことを、延々と書いてしまいました。
ニーナさん、ごめんなさいね! 私は決してニーナさんを中傷しているのではないです。彼女はとてもきれいでゴージャスで、そして性格も良さそうだと思います。ミスアメリカにピッタリのキャラのようです。将来はお医者さんになりたいとのこと。ぜひ、頑張っていただきたいと思います。
彼女は、ミスアメリカ・コンテストにはニューヨーク州の代表として参加しているのだけども、彼女がミシガン出身であるというのは、ミシガンにとって朗報。これで、セントジョセフはもっと有名になるか? ミシガンの観光の助けになればいいな、と思う次第。
http://en.wikipedia.org/wiki/Nina_Davuluri
次は、セントジョセフ地方の地元の新聞である「Herald Palladium」誌に載った記事。セントジョセフ高校の先生達が、当時の彼女の思い出を語る。