これまで、今住んでる所よりもっと北に行くなんていやだ、だから北ミシガンは絶対行かない、と思ってたのだが、7月〜9月に行けば、本当に美しいし、とりわけ、トラバースシテイ(Traverse City)はコスモポリタンなので、自分には居心地がよくて好き、ということに、最近気がついた。
ダウンタウン 夏はそよ風が吹いて、さらっとしてて、とても快適。
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ダウンタウンのカフェ。
アラブ系の若いママが、ヘッドスカーフと長いドレスを着て、ベビーカー(baby carriage)を傍に置いて朝食をとっていた。こんなことは、他の北部の町ではちょっと考えられない。
その隣には、いかにも都会のホワイトカラー風のかっこいい、スラッとしたパパ、ママ、そして2人の小さな子供の4人家族。
遅い朝食に、クレープを頼んでみた。
だいたいアメリカ(この辺だけの話かもしれないけど)で出てくるクレープというのは、すごく分厚くて、まるでパンケーキのようで、そしてゴワゴワしているので美味しくない(と思う)のだが、ここのクレープは良かった!
お店の名前が「Eurostop」というだけあって、ヨーロッパ的。オーナー、ヨーロッパで修行でもしてきたかな?
ミシガンシエター(Michigan Theater) がここにも。
ミシガンシエター(Michigan Theater)は、アナーバー(Ann Arbor)、サウスヘイブン(South Haven)、トラバースシテイ(Traverse City)の3カ所にあるのですね。
ミシガン州出身の社会派映画監督マイケル・ムーア(Michael Moore)氏は、ここトラバースシテイに別荘を持っているそうです。夏の映画祭には、彼もひょっこりこの映画館に現れたりするのでしょうか。
うちの改築(remodeling)を昔やってくれたhome improvement業者のオジさんも、この町に別荘を建てました。ローカルのアメリカ人は、ちょっとお金があると、こういう所に別荘を買う、または自分で建てるのが本当に好きですね。
今回泊まったのは、ダウンタウンのど真ん中にあるこのホテル(Park Place Hotel)
ちょっと高めだけど、ダウンタウンにブラブラ歩いて行けるというのが魅力で、一度泊まってみたかった。
以前は、ビーチのすぐそばにたくさん建っている、もっともっと安いモテルに泊まっていました。
北の水は、夏には深い群青色になる。
南の方に行くと、こんなに深い青色は見られない。
この写真に写っている女性が散歩させているのは犬ではなく、なんとブタです!
クロブタ(a black pig)。すごく可愛かったのですよ。どこぞでもらって来たのだそうです。
首輪つけてleashつけて右往左往ウロチョロする様は、犬と同じでした。
湖の湾に停泊しているのは、沿岸警備隊か何かの訓練用の船のようです。
北ミシガン全体が、従来のイメージ型の米国人ばかりなので(この意味、お分かりですね)、私はちょっと落ち着かないのだが、同じ北ミシガンでもトラバースシテイは違って、なんかcomfortableな気分になれるのは、いろんな人種の観光客がいるからだろう、と私は(いつもの独断と偏見で)思っている。
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難点を言えば、湾に沿って道路が作られているので、ビーチに行くには道路を横断しないと行けないこと。この道路が、すごく交通が激しくて騒々しい。信号があるので、青になるまで待って渡ればいいのだが、でも、ビーチに辿り着く前に排気ガスや砂塵に髪や顔がまみれてしまうような気がして(笑)、なんとも鼻白むのである。
このGoogle sattelite map (衛星写真)で見える白いライン(72号線)がそうで、車の往来のうるさいことったら、とてもannoyingである。
昔、ウオーターフロント(waterfront)の概念がまだできる前の時代(50年代? 60年代?)には、こういう、水辺の周りに沿って道路を敷くのが良いことと考えられていたと聞く。でも、今では、こういうのは人気ないに違いない。西海岸のどこの街だったっけ、同じように水辺に沿ってぐるっと道路が走っていたのだが、その道路を地下に潜らせて、地上ではリゾートっぽく静かに歩いてビーチに行けるようにしたと聞いた。トラバースシテイも、いつか、そうなってほしいなと思うが、ミシガンのpolitical climateでは、当分は無理か。
おーこれが噂のクロブタだね。
海岸を散歩してるのかな。
トラバースシテイ原色を使った看板が多くて、
写真撮りがいありそう。
あー旅行に行きたい!
「噂のクロブタ」って。。。今、日本で話題になってんですか?? 春は、旅行に行きたくなりますね。