デトロイト市のすぐ西隣に、レッドフォード(Redford)という小さなタウンシップ(township)がある。
そこの誠に小さなダウンタウンに、レッドフォード映画館(the Redford Theatre)がある。
この映画館の壁には日本の浮世絵がたくさん描かれている。
誰が、こういう所に浮世絵インテリアの映画館があることなど、想像できようか。
浮世絵は日本だが、インテリアは、日本と中国のごちゃ混ぜ。
昔の西洋人が持っていた東洋のイメージを思わせる。貴方も、そういうものに出会ったことないですか?
写真の質がいまいちで、スミマセン
この映画館は1928年オープン。
当時、「America’s Most Unusual Suburban Playhouse」と賞賛されたそうだ。
「The theatre was designed with a Japanese motif」と映画館のウエブサイトに書いてあるが、「Japanese motif」ってのが、浮世絵のことね。「ukiyo-e」と言っても、普通のアメリカ人には分からないかも?
ほー!とため息が出る、美しい内装です(私の写真では伝えきれてない。。。)
しかし、第二次大戦中は、浮世絵は敵国日本のアートであるから、カバーでおおったりペンキで塗りつぶしたりして隠されてしまったのこと。
戦争が終わり、晴れてまた浮世絵が披露されることになったのだが、カバーで覆ったものはカバーを取り外すだけでよかっただろうが、ペンキで塗りつぶされたものはどうなったのだろう? 無事修復できたのだろうか?
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ここで、昨春、アラビアのロレンス(Lawrence of Arabia)を観た。
今どき、8mm映画を上映できる装置を持っている映画館は数限られていて、Redford Theatreは、その数少ない映画館のひとつなのだそうである。
確かに、砂漠のシーン、ど迫力であった! (もう、こういう映画を作ろうったって、作れない時代なのでしょうかね)
他にも、ここの映画のラインアップはかなり魅力的。(下のチラシは春の映画祭の時のもの)
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映画館には多数のボランテイアの方々がいて、右往左往する私を親切に助けてくれました。ありがとう! こうしてこの映画館が存続できているのも、多数の人々のボランティアによるところ大とか、です。
足繁く通いたいな、と思う所だが、途中、かなり荒廃した町を通るので、ちょっと怖いのが難点。デトロイトに近いからなあ。。。
第二次大戦中からって随分歴史ある映画館なんだね。
そして、常設のインテリアってのがまた驚きだね、
日本の欧風建築でも、本場の欧米人が見ると、
このように違和感を感じることもあるんだろうね。
そうですね、日本で逆のものもたくさんありそう。
日本人にとっては不思議な日本風・・・よくありますね。でもこの映画館レトロでいいですね。落ち着いて自分の世界に入り込み鑑賞できそうでな雰囲気。
はい、とても落ち着く感じでした!周囲の環境がもっとよければ、ちょくちょく行きたいところなんですが。。。
どうもお久しぶりです。コメントありがとうございました。また投稿してはみましたが、続くかわかりません(>_<) 日本語でコメント出来てよかった(笑) 中身の濃い記事を続けてらっしゃって素晴らしいです。こんなとこに浮世絵! 不思議ですねぇ。ところで、Gravatarの九州の方のリンクをチェックしてみてください。違うところに行くようです。
HappyYuanさん、お戻りになってうれしいです。私自身も最近めちゃ忙しくてなかなか投稿できません。日々の生活に追われる凡人がモノ書くのは難しいなと実感しております(笑)。Gravatar、どうしたんですかね?近いうちに調べてみます。ありがとうございました。とりあえず御礼まで!