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ミシガンのお土産(続)- デトロイトのコーヒー、Tシャツ等々 (Detroit Coffee, T-shirts)

あけましておめでとうございます。 なんと昨年7月以来の、久々の投稿です。 まとまった時間が取れない日々が続きました。今年もまだまだ続きそうです。チャカチャカっと、サッと書けない(つまり、ノロい)性分なので、今年もポツンポツーンの投稿かもしれません。寡作ながらも弊ブログを訪ねてくださる方々、ありがとうございますm(^^)m さて、今回のクリスマスのプレゼントに、Pure Detroitというお店からオンラインで注文してみました。結果は上々。ミシガンのお土産に頭を悩ます方々の参考になるやも、と思いました。 まずは、コーヒー。 ステラ(Stella)は、デトロイトの有名なコーヒー店だそうです。このカフェのコーヒーがオンラインで売られてました。 グルメではない私には、このコーヒーが特別美味しいのかどうかも分からないけど、デトロイトにも有名なコーヒー店があるということ、話のタネに良いのではと思います。良い有名カフェがあることが、大都市の条件のひとつだと私は信じているので、デトロイトもいっぱしの大都市になりたい(またなりたい)のなら、こういうカフェは必須! コーヒーと言えば、最近、あちこちのスーパーで「Detroit Bold」というコーヒー豆が売られ始めましたね。 私個人的には、こちらの方が好きです。名前(Bold)の通り、もっと濃くて強い味。お土産の買い物をスーパーで済ますというのも、いいんじゃないでしょうか。こちらもやはり、デトロイト市内にあるローカルのコーヒービジネスが販売しているようです。 デトロイト発のコーヒーが、何かこう、人が買いたくなるようなかっこいいイメージになってきたとは、世の中変わったもんです。20年前とは隔世の感。栄枯盛衰。一度は栄え、そして著しく衰退した街がまた栄えるのだろうか。これらのコーヒーのパッケージを見ると考えてしまいます。   そして、こちら「313」のTシャツ。 この313が意味するもの、分かりますか? デトロイトの電話地域コード(area code)ですね。エミネム(Eminem)のラップ(rap)やエミネムの映画「8 Mile」が思い浮かびますね。 いかにもデトロイトで生まれ育ったラフな若者とかが、ちょっと肩で風切る感じでこのシャツを着ると、どうなんだろう。または、少々危ない街にも関わらずデトロイトに移住→定着している若者がこのシャツを着たらどうだろう、かっこいい? 対してうちの亭主のような、いかにも郊外に住む中流の中年オジンらしいオーラの人が着ると、なんやこいつ、キザやな、という感じであろうか?(亭主は恥ずかしくてこんなの絶対着れない、と言っている) または、私のような、いかにも何も知らない中国人のオバさんといった容貌の者が着ると(アジア人だとまず中国人と思われる)、「あはは、あのオバさん見てみろよ」と面白がられ、かつ「ガイジンにもかかわらずデトロイトの復興を支援しているんだ、エライ」と尊敬のまなざしで見てもらえるかも? エミネム、ラップが好きな人が日本の家族、親戚、友人にいるなら、いいお土産になるかもしれません。んー、が、ちょっと当たり外れが大きいかもな。 うちの息子の一人にこのTシャツをあげたのだが、どんな反応するかと思ったら、「あー、313は昔むかしアナーバーの地域コードでもあったよね」 へー、そうだったか!すっかり忘れてた。 Pure Detroitのウエブサイトでは、他にもいろんなシャツを売ってます。帽子、バッグ等も。楽々オンライン注文できるのがうれしいです。 そして、カスタマーサービスがすごい。私の注文時に、向こうの手違いでちょっとトラブルがあったのですが、その時のカスタマーサービスのEメールがすごかった。 “Hey! Ms. xxx, thanks for noticing xxx…” だと。Heyはないだろう! ***************************** Pure Detroitオンライン店のサイト:http://shop.puredetroit.com 関連投稿: これぞデトロイト シートベルトのハンドバッグ (Women’s Bags … Continue reading

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「シカゴ・デトロイト便利帳」に寄稿いたしました – My Writing Published in Chicago/Detroit Guide

今年の「シカゴ・デトロイト便利帳」(Y’s Publishing社発行)に、執筆させていただきました! 拙ブログに何度も書いた、ヘミングウエイゆかりの北ミシガンについてです (p.243)。 編集者の方には、お声をかけていただき、本当にありがとうございました! 筆が遅いもので、さぞやハラハラとされたのではとお察しします。 いやー、このシカゴ・デトロイト便利帳は、本当にすごいです。ものすごい情報の集積。rapper エミネム(Eminem) の映画「8 Mile」の中でrap battleのシーンがありますが、そのロケに使われた倉庫の場所まで載っているのには、ほんと、びっくり感心。 最近ますます、まとまった時間が取れにくくなって、ブログ投稿の頻度が減っておりますが、でも、もう5年続けたので、これからも、チビチビながらも細くながーく継続して行ければな、と思ってます(^^)v なお、この便利帳はウエブサイトがあって、そこからアプリにダウンロードできるようです(有料)。全米の各地域版が作ってあって、圧巻!  サイト:http://www.us-benricho.com  

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デトロイト製の腕時計  - Made in Detroit Watches

オバマ大統領が先週、デトロイト製の腕時計(Shinola watch)を買ってイギリスのキャメロン首相にプレゼントしたんだそうだ。 BBC World Serviceに取り上げられたShinola Watch。 Shinolaは、デトロイト市内にある、デトロイト製のものを売ってるお店。 お店の外観。 店内も撮りたかったけど、ちょっと撮影しにくい雰囲気でやめた。 「シノラ」とばかり思ってたけど(いかにも日本人らしい発音の発想)、「シャイノラ」というらしい。 腕時計、バッグ、自転車まで売っているが、みな、デトロイト市内の小さな工場で組立ている。 どうして、デトロイト製の自転車なんぞ買う必要あるの?と思うかもしれないが、 デトロイト製ということに、とても意味があるのである。 その昔、白人も黒人もデトロイト市内に住み、デトロイトは繁栄していた。でも、実は黒人の住民への差別がひどかった。1960年代に黒人住民の暴動勃発。時代の流れだった。恐れおののいた白人住民は次々と郊外に逃げ出す(white flightという)。それはちょうど、全米に高速道路(freeways)が敷かれた時代でもあった。高速道路のおかげで人々は都市に住む必要がなくなり、人も仕事もデトロイト市内から郊外へと流れて行った。都市に残された人たちは仕事がなく、車もなく、市内は荒廃しゲットー化する。これは他の都市にも起きたことなのだろうが、デトロイトの場合は荒廃の仕方が劇的だったのだろうか、暴動や白人の逃避は有名な歴史のようだ。 ところが、一度はどん底まで荒廃したそのデトロイトが、最近少しずつ復活しつつある。若い人たちがダウンタウンに住み始め、仕事も増えているらしい。ニューヨークなどの都会が高すぎて住めないアーティスト達がデトロイトに引っ越して来ていることも有名。 上の2つの写真は、Shinola店のある一角の通り。 ごく普通の風景に見えるかもしれないが、10〜15年前のデトロイトを知る者にとっては、驚異の変わり様なのである。きれいになって、中流階級ぽい人たちが通りを歩き、きれいな車が駐車され、新しい店舗が入り。。。少なくとも日中は安全そう。   メイド・イン・デトロイトのShinola Watchは、復活の希望のシンボルであるのだ(と、BBCは言っていた)。 メイド・イン・デトロイトということは、米国産であるから、米国の雇用を助けることになる。 みなさん、デトロイト製のものを買いましょう! といっても、高いですね〜〜! 腕時計、600ドル以上もする。 (私なんぞ、15ドルの腕時計をしてます(笑)。もちろん中国製) ビル・クリントン前大統領はShinola watchを13個も買ったそうです。やはり贈答用に。 ヨーロッパの大都市でも、高級腕時計として売られているそうです。 Shinola店のサイト: www.shinola.com BBC World Serviceのリンク: http://www.bbc.co.uk/programmes/p03sl9d9?ocid=socialflow_facebook

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これぞデトロイト シートベルトのハンドバッグ – Women’s Bags Made from Car Seat Belts

これ以上デトロイトらしいものはないんじゃないかと思わせるもの。 Nothing can be more Detroit than bags made from car seat belts! それは、車のシートベルトで作ったバッグ。 デトロイトは自動車産業の街。 なーんだ、じゃあ、シートベルト使ったバッグなんて、当たり前、誰でも考えつくじゃん、と思いたいけど、それがなかなか思いつくものでない。 このバッグ群をギフトショップで見た時、「あっ!!」と驚嘆した。 アメリカ製。 というか、デトロイトの街で作られているのだそうである。 お土産、というにはちょっと高い。自分自身へのプレゼント(笑)、または奥様、GFへのプレゼント、におひとついかがですか。 地元のビジネスを支援することになります。 ギフトショップの入口。 「Pure Detroit」という名前なので、「Pure Michigan」という州の観光キャンペーンの一部なのかと思ったが、そうじゃないらしい。 デトロイト近郊のある移民女性が1990年代に立ち上げたギフトショップで、最初はボロボロのデトロイト市内の建物の中で始めたとのこと(勇気あるなあ)。今は、Fisher Buildingという、美しいビルの1階にある。 彼女は、「デトロイトのものはもっと売れる筈」という信念を持ち、「Imported from Detroit」をお店のキャッチフレーズにしたが、このキャッチフレーズをめぐってクライスラー社と訴訟沙汰になったこともあるそうで、でも今はそれも解決し、彼女のビジネスは躍進している感である。 ギフトショップだけでなく、各種イベントの企画もしており、市内の美しいビルの無料ツアーなどもやっている。 ギフトショップのあるFisher Buildingも、週末の無料ツアーがあり、私も参加したことあるので、それについて、また別途、投稿したいと思います。 Fisher Buildingの外観(後方の茶色のビル) 余談:WJRという老舗ラジオ局がこのビルのテッペンにある。WJRは右翼だ!という声もあるが(確かにそういう感じでもある)、地元で何が起きているか、地元の人たちが何を思っているかを知るには大変よいラジオ局と言える。   「Pure Detroit」のウエブサイト。Tシャツや帽子、いろんなものを注文できるようです。 http://shop.puredetroit.comContinue reading

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ミシガンのお土産 (続)- ペタスキー石のアクセサリーはいかが

ペタスキー石のペンダント(Petoskey stone jewelry) を注文してみた。 サンゴ化石のペンダント(fossil jewlery)。なかなか気に入ってます。 うーむ、カタログの写真みたいにきれいに撮れないです。むずかしい。 Etsyというオンラインモールに出店しているアーティストから注文しました。 他にも、ブレスレット、イヤリング、カフリンク(cufflinks)など色々、お値段もお手頃なもの多数あり。 https://www.etsy.com/market/petoskey_stone 日本へのお土産にいいかも。 多数の友人、親戚その他にばらまくわけには行かないけど、より「大切なあの方へ」的お土産にはいいかも、と思います。 すごく早く配達してくれた。評価満点です。 関連ポスト:ペタスキーの癒しの石 (Petoskey Stones)

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ペタスキーの癒しの石(Petoskey Stones)

A Happy New Year! (12月に、おやっと目を引いた記事があったので、それ関連で書きたかったのだが、ぐずぐずしているうちに、もう年が明け。。。) その記事とは、ペタスキーの石(Petoskey stones)のこと。 ペタスキーにあるヘミングウエイの展示館(Little Traverse Historical Museum)に行った時、館内にはペタスキーの石についての展示もあって、印象に残っていた。 (ヘミングウエイ展示館については、こちらのpostを読んでいただければ m–m) ミシガン湖から採れるこの石、実はなかなか有名なのである。 河原で拾えるような小石みたいで、手に握ったら癒されそう(セドナの石みたいに)。 それにしても、六角形の模様が整然としすぎている! 自然というのはすごいなあ、と感心していたら、 実は、Petoskey stoneは化石サンゴ(fossilized coral)なのだそうである。 (上の写真の)説明によれば、太古の昔、3億年以上も前、ミシガンも暖かかった。その時代に多くのサンゴが生息していたのだが(このミシガンに!)、後に氷河時代が到来、氷河の移動につれて化石は岩盤から摘み上げられ(plucked upと表現されているが、なんて訳したらいいですかね?イメージは「摘まれる」なのですが)、もまれて丸ーくなって行った。それが現在のPetoskey stoneだそうである。 1965年に、ミシガン州の州石(state stone)に指定される(州石なんてそんなものがあるんですね〜。州花(state flower)があるのは知ってたけど) Petoskeyに行くことがあれば、これらの石がPetoskey State Parkのビーチ(ミシガン湖のビーチ)で見つかるとのことです。 ヘミングウエイ展示館の売店でも売ってた記憶がある(買っておけばよかった。。) Petoskey stoneをはめこんだネックレスなどもインターネットで買えるようです。 だれかへのお土産、プレゼントにいいかも。 ***************** で、目を引いた記事というのは、次の、ペタスキー石についての記事。   ペタスキーから遠くない町に住む男性が、93 pounds(42 kg)の巨大なPetoskey stoneを見つけ、自宅に持ち帰って芝生の庭に飾りとして置いていたが、州の当局(the State … Continue reading

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浮世絵が粋だよ、レッドフォード映画館 @デトロイト Movie Theater with Ukiyo-e Painting @Redford, Detroit

デトロイト市のすぐ西隣に、レッドフォード(Redford)という小さなタウンシップ(township)がある。 そこの誠に小さなダウンタウンに、レッドフォード映画館(the Redford Theatre)がある。 この映画館の壁には日本の浮世絵がたくさん描かれている。 誰が、こういう所に浮世絵インテリアの映画館があることなど、想像できようか。 浮世絵は日本だが、インテリアは、日本と中国のごちゃ混ぜ。 昔の西洋人が持っていた東洋のイメージを思わせる。貴方も、そういうものに出会ったことないですか? 写真の質がいまいちで、スミマセン この映画館は1928年オープン。 当時、「America’s Most Unusual Suburban Playhouse」と賞賛されたそうだ。 「The theatre was designed with a Japanese motif」と映画館のウエブサイトに書いてあるが、「Japanese motif」ってのが、浮世絵のことね。「ukiyo-e」と言っても、普通のアメリカ人には分からないかも? ほー!とため息が出る、美しい内装です(私の写真では伝えきれてない。。。) しかし、第二次大戦中は、浮世絵は敵国日本のアートであるから、カバーでおおったりペンキで塗りつぶしたりして隠されてしまったのこと。 戦争が終わり、晴れてまた浮世絵が披露されることになったのだが、カバーで覆ったものはカバーを取り外すだけでよかっただろうが、ペンキで塗りつぶされたものはどうなったのだろう? 無事修復できたのだろうか? ********************* ここで、昨春、アラビアのロレンス(Lawrence of Arabia)を観た。 今どき、8mm映画を上映できる装置を持っている映画館は数限られていて、Redford Theatreは、その数少ない映画館のひとつなのだそうである。 確かに、砂漠のシーン、ど迫力であった! (もう、こういう映画を作ろうったって、作れない時代なのでしょうかね) 他にも、ここの映画のラインアップはかなり魅力的。(下のチラシは春の映画祭の時のもの) ********************* 映画館には多数のボランテイアの方々がいて、右往左往する私を親切に助けてくれました。ありがとう! こうしてこの映画館が存続できているのも、多数の人々のボランティアによるところ大とか、です。 足繁く通いたいな、と思う所だが、途中、かなり荒廃した町を通るので、ちょっと怖いのが難点。デトロイトに近いからなあ。。。 http://www.redfordtheatre.com

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ヘミングウェイが泊まったペリーホテルに泊まってみる – Stayed at Perry Hotel, Petoskey, MI

ヘミングウエイが青年時代に泊まったことがあるという、北ミシガンのペタスキー(Petoskey)にあるペリーホテル(Perry Hotel)に一度泊まってみたかったのだが、その夢かなう! 7〜8月の週末は、この辺のホテルの例にもれず満員だったが、9月初旬になんとか実現(これ、昨年の話です) 9月はもうバカンスシーズンではないから安くなるかと思ったが、なんのなんの、向こうも強気。1泊200ドル近くした。安めのランクの部屋にしたのに。 9月は、初老の夫婦の旅行客が多いらしい。子供たちが学校に戻って静けさを取り戻すのを見計らって、リタイアした人々が旅行に出かけるのだ、と、ホテルのスタッフのお話。 真っ白しろの、かわいいベッド 昔風のインテリアと薄型テレビが調和している? なぜかパイナップルがテーマに選んであった。 バスルームのタイルや、ドアのノブにかけるサイン、全てに。   古ーいエアコン調節器も残してあって。       泊まったのは2階。 ヘミングウエイは、この廊下を歩いたのかも。。。と、ちょっとドキドキ(笑)。 1916年、ヘミングウエイがどの部屋に泊まったのかは、残念ながら、はっきり分からないようだ。100年も前の毎晩の客の滞在部屋の記録など、さすがにそこまで残っていないか。 エレベータの近くには、ピアノとソファ。 義母の住む老人ホームも、こういう風に廊下にピアノが置いてある。今のアメリカの高齢者層が若い頃は、ピアノが日常生活にとても溶け込んでいたらしく、こういうのを見ると懐かしいのではないかと思う。 廊下の突き当たりからは、ミシガン湖が見える。 晴天の日は、青い青い湖の色。 朝食を取ったホテルのレストランの入口。 ヘミングウエイもここで食事したのかな? ドキドキ。 チェリーバター(cherry butter)が供される。サクランボをバターに混ぜたもので、美味しい。 この地域はチェリーの大産地だから、チェリーと名のつくものなら何でも食べる!   他の泊まり客を見ると、ほとんどがリタイアした老夫婦、という感じ。 ホテル内のどこを歩いても人を見かけないのだが、レストランに行くと、突如、人がたくさんいて、おっとビックリする。 中庭 中庭で、貸切で食事したりできるらしい。 ペタスキーの鉄道駅(だった)の建物が、ホテルの真向かいにある。 100年も前は、シカゴ方面からの避暑客がこの駅でたくさん降りて来ていた。 昼間でも暗めの廊下は、夜になるとさらに暗い。が、逆に壁紙が引き立つようでもある。 9月はまだ、日没が遅い。ホテルの部屋から駅をぼけーっと眺める。 このホテルの創業者のペリー氏(Dr. Norman Perry)の写真が、ホテル内に掛けてある。 彼はペタスキーの歯医者さんだったのだが、歯医者をやめてホテルを始めたのだそうだ。 ある日、ある女性患者が、歯を11本抜いてくれとやって来たので、その通りにしてあげたら、その患者、抜歯が終わって患者用イスから立ち上がり、数歩歩くや否やフラフラと倒れて、そのまま、その場で死んでしまった(あまりのストレスにか。しかし、なんで11本も一気に抜いてほしかったのだろう)。 … Continue reading

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シャルルボイか、シャルルボワか?  - Charlevoix, Michigan

北ミシガンに、Charlevoixというリゾートがあるが、シャルルボイ、シャルルボワ、どっちの発音が正しいのでしょうかね? 米国人の義父は生前、シャルルボイと言っていた。 米国人の亭主も「シャルルボイだよ」と言い張る。 でも、この名前、いかにもフランス風だよなあ。シャルルボワ、ではないのかな。 とフランス語をかじったことのある、私のような人間は考える。 でも、アメリカ人は、元々がフランス語の名前だからって、フランス風に発音をしなきゃいけない、なんて思わない人たちだから。 Detroitってそうだ。「デトロワ」が本来の読み方じゃないの?と思ってしまうが(Detroitの町を最初に作ったのはフランス人だった)、「デトロイト」だものね。 義父は、職場のリトリート(retreat)でこの町のホテルに泊まって、釣りをして、とても楽しかったらしい。義父のお気に入りだった北ミシガンのリゾートの町。 シャルルボイのWeathervaneレストランでランチ。 川を見下ろすデッキの席に案内してもらう。 川がミシガン湖に流れ込む河口のすぐ傍。湖から吹いてくるそよ風が、心地よい。 北国の夏の、水辺でのランチは、大変おいしく感じます。 と、跳ね橋(draw bridge)が、ボートのために開く。 ぐんぐん高く開いてゆく。 ミシガン湖畔の、ミシガン湖に川が流れ込む河口がある町には、こういう跳ね橋が多い。 カンカンとアラームが鳴り出し、遮断機が下りる。車は全面ストップ。そして橋が跳ね上がり出す。線路の踏切のようだ。 5分位は、じっと待たないといけない。 ボートが次から次から通過するので、一日に一体何度、交通がストップするのやら。のどかな、ミシガンのビーチタウンの光景である。 ここシャルルボイから、ビーバー島(Beaver Island)というミシガン湖に浮かぶ島の中では一番大きい島までフェリーが出ているが、そのフェリーはこの川を通って湖へと出航するらしい。遠方に発着所がありそう。 ランチした「Weathervane」レストランの入口。 このレストランは、シャルルボイ出身の建築家アール・ヤング(Earl Young)氏が設計したもの、ということを知らずに、ここに立ち寄った(笑)。だって、川を見下ろすテラスで食事してる人たちが、道路走ってると目に入って来て、「おっ、あそこ、よさそうじゃん」  一番目立つ立地条件にあるから。 そして、本当によかった。美味しいです、ここは。 アール・ヤング氏は、マッシュルームのような屋根、石造りの壁の家やホテル、レストランを設計・建造したことで(ミシガンでは)名が知れているが、建築家として登録はしてなかったそうで、全米での知名度はいかほどに? このレストランの入口も、彼の作品の特徴がありありと見えているのだが、そんなことも全く知らず、その時はお腹ペコペコで、頭にあるは食べ物のことばかり。お粗末でした。 ヘミングウエイが泊まったことがあるので有名なペタスキー(Petoskey)のペリーホテル(Perry Hotel)と同じく、(Stafford’s)というグループの経営傘下にあるらしい。 同じくアールヤング氏設計の、Weathervane Terrace Inn and Suitesというホテルがレストランのすぐ傍にあり、みんな同一経営グループなんだろうね。 グリム童話に出てくるようなとんがり屋根。そして1950〜60年代を思わせるスタイル。 「アールヤング設計の」というPRに力を入れているようだが、実際に泊まった人たちの採点は、トリップアドバイザー等みると結構辛口。建物が古いとか、うわさほどすばらしくない、云々。それでも、夏はいつも満員御礼の人気モテル。 他にもいくつかホテルが集まっているので、こちらの方に泊まってみようか、と思っても、夏の週末は、空室はまずない。9月だって、ない。 試しに来年の夏の週末で検索してみたら、もうすでに予約満杯! いったい何年前から予約をしとけばいいんだろう? ****************** … Continue reading

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ミシガンのお土産 (続) – さくらんぼワイン Michigan Cherry Wine

ミシガンといえばサクランボ。 だから、ミシガンのお土産に、サクランボのミニケーキとか(ひとつひとつ小さな包装がしてあって箱詰めの)、誰かが作っていそうなものだが、未だに見たことがない。貴方、見たことあるなら、ぜひ、教えてください! でも、サクランボのワイン(cherry wine)というのは、ある。 チェリーリパブリック(Cherry Republic)はTraverse Cityのダウンタウンにもあって、そこで一本買ってみた。 たぶん、アナーバーのダウンタウンのCherry Republicでも売っているだろうと思うが、 さくらんぼの風味があって面白いワイン。 好き嫌いが分かれそう。甘めなので、きっと、女性向き(だいたい、フルーツの風味が加わると女性好みとなる) 日本へのお土産には向かないが、アメリカ国内のお友達、知人を訪ねる時のお土産にはいいかも? 帰省・帰国のお土産選びには、ほんとに悩みますね。私も、相変わらず悩み続けてます。   店内には、まるでワイナリーのように試飲カウンターがあります。そこでチェリーワインを試飲したら、意外にいいなと思ったのでした。  

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