Monthly Archives: March 2014

川までもが緑に染まる!聖パトリック祭 (St. Patrick’s Day)

St. Patrick’s Day 聖パトリック祭の頃には、シカゴ市内を流れるシカゴ川(Chicago River) を緑に染める年中行事があること、知ってますか? これ、有名。 1962年から続くシカゴの伝統。 ちょうどこの時期にシカゴに行く予定があるなら、必見です。 今年はあまりに冬が厳しかったので、聖パトリック祭までに川の氷が解けて緑色に染められるか心配だったそうだが、タイムリーに暖かくなり(暖かいったって、華氏30~40度なのだが、1〜2月の気温はそんなものじゃなかったので、暖かく感じる笑)、無事に緑色に染めることができたそうだ。 ボートから染料をドボドボ川にながすのだが、一体どれだけの染料を使うのだろうか。コストがバカにならないそうだが、でもこういうのって、やり続ける価値がありそうである。 周囲のホテルは予約満員御礼だそうだ。緑の川を見ながら緑のビールを飲んで、パレードを眺める聖パトリック祭は、やっと冬が終わって人々の気分が舞い上がり始める時期と重なるためでもあるのだろう、大人気らしい。 シカゴは、アイリッシュ系米国人の人口が多い街のひとつ。 アイリッシュで有名なのはボストンだが、全米でアイルランド系が多い街は、ウイキペデイア(Wikipedia)によれば: Boston 15.80% Philadelphia  14.60% Chicago 12.68% 等等。 なんと、今でも全米人口の11.9%が、アイリッシュの血を引いているそうだから、相当な数である。19世紀にものすごい数の移民がアイルランドから入って来たが、その多くは、田舎の農業地域ではなく大都会に定住した。また、女性の移民が非常に多かったというのもアイルランド移民の特徴(移民の半数以上が女性 – そこまで女性が多い移民は、他の国からはなかったそうだ)。 デトロイトも、アイルランドからの移民がかなり多かった街である。 だから、デトロイトのダウンタウンでも毎年、パレードがあるわけか(あのパレードに参加できるのは、アイリッシュの血を引く人たちだけ? もし日本人などが「私もかてて!」と願い出たら、どうするでしょうね) 今年のSt. Patrick’s Dayは月曜日にあたるから、人々は前日の日曜日に食べて飲んで大いに楽しむに違いない。 聖パトリック祭は、アイルランドでは祭日だそうだが、米国では残念ながら営業日。 職場の誰かが緑色の服を着て来る、緑色のクッキーを誰かが差し入れに持ってくる、同僚たちとアイリッシュなパブか何かに一緒にランチに行く、または、退社後、緑色のビールをパブに飲みに行く、くらいでしょうか、祝い方としては? (私も緑色の服を着て出社したことがありますよ。。。着ていかないと総スカンにあいそうで怖かった(笑)) うちの亭主は、アイリッシュの血をいくらか引いているのだが、聖パトリック祭には全然興味なし。だから、我が家では何もしない。私はビールが好きでないので、緑色のビールも飲まない、作らない。 緑色のビールって、意外に簡単に作れるんですねえ。 緑色の食用染料(food color) をビールに数滴たらすだけ。 インターネットで見つけたブログのひとつをここに拝借。 巷の多くのレストランやパブでは、コーンビーフ(corned beef) やキャベツ、ゆでジャガイモ(boiled potatoes)といったアイリッシュなお料理がメニューにお目見えする。 … Continue reading

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五大湖の砕氷船は春のサイン  Ice Breakers @Great Lakes

なんて厳しい冬! 25年〜35年以来の厳冬だと、五大湖地方出身の(年配の)アメリカ人たちは、口を揃えて言う(昔はこんな風に寒かったとか) つまり、今の若いアメリカ人達は、こんな寒い冬は生まれて初めて経験した、ということ。 その大厳冬も、そろそろ終わりが近づいている(ホッ。。。) 春が近づいていることを知らせるもののひとつが、3月の五大湖の砕氷船(Ice Breakers)。 五大湖にはU.S. Coast Guardの砕氷船が9隻あって、3月は、湖の氷を砕くのに大忙し。ニュースに盛んに出ているので、そのひとつをどうぞ。 今年は、(3月初旬の時点で)五大湖の92%が氷で覆われたが、こんなことは温暖化傾向の近年、ずっとなかったこと。 そして氷の厚さも今年は格別、 スペリオル湖は、氷の厚さが4フィートにも達するところがあるそうだ。 おかげで、砕氷船は今年はとても苦労をしているそうだ。 冬中、砕氷を繰り返し行っているらしいが、もし冬の間何もしなかったら、一体どうなるのだろう? 砕氷をやらないと、船舶が氷にはまって春が来ても動けなくなってしまい、商取引に影響が出るそうだから、これはシリアスなことなのである! 春が来たらすぐに船舶が動けるように、3月はCoast Guardにとって砕氷にフル稼働の時期らしい。 Coast Guardって、カッコいいですねえ。なりたい若者が多いらしいが、その気持ち、なんかよく分かる。 しかし、まるでオホーツク海でも見ているようだ。これが本当に湖?! 雄大としか言いようがない、五大湖である。 ところで、この厳冬は、近年、温暖な気候のおかげで水が蒸発して五大湖の水位が下がって問題であったので、救いの女神でもある。氷が解けたら五大湖の水位が昔の(正常な)レベルに戻るだろう、と期待されている。 在米日本人、日本人訪問者に人気のマッキノー (Mackinac Island) に行くにも、ボートで海峡、じゃなかった、湖峡(Mackinac Strait)を渡らないと行けないが、それを通行可能にするのにも、砕氷船は大事な役割を担っているそうなのである。 砕氷船、U.S. Coast Guardに感謝 (^^)  

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