Monthly Archives: May 2016

マドンナの家族経営のワイナリー 等々 - 北ミシガン – Wineries in Northern Michigan (What? Madonna?)

これ以上北には絶対に行かない!と思っていたものだが(弊ブログでも、最初の頃そう書いていた)、いちど行ってみると、その美しさに魅了されてやみつきになりそうなのが、北ミシガン。もちろん夏の話だけども。 今年もメモリアルデー週末が来、つまり初夏が到来すると(メモリアルデー週末はプール開き、夏の始まりということになっている)、Traverse City近辺のワイナリーめぐりをまたしてみたいな、と思い始めた。 ところで、そこには、ポップ大スターのマドンナ(Madonna)の家族が経営しているワイナリーがあるとの話を、貴方、聞いたことありますか? 上の写真は、そのワイナリー(Ciccone Vineyard & Winery)にwine tastingに行った時に購入した一本。 チッコーネ(Ciccone)。そう!これはマドンナの苗字です。 アメリカ人はチッコーネと呼びそうにないな(うちの亭主は「シコーネ」とか呼んでた。) マドンナの家族が経営ということをなーんにも知らずにwine tastingに立ち寄ったので、写真は、このリンゴの木だけ(笑)。「おお、リンゴが成ってるよ」と前庭にあるリンゴの木をたまたま撮ったもの。 後で、マドンナのことを聞いて、ビックリ。 Tasting roomの室内も、マドンナの写真とか何もなかったし(たぶんなかったと思う)、観光ガイドにもそんなこと書いてなかったぞ。 大体にして、ヘミングウェイゆかりのPetoskeyにしてもそうだが、有名人にかこつけて儲けようという態度が薄い、この辺の人たちは(それは悪いことではない)。 それとも、このワイナリーを経営の家族とマドンナさんは仲があまりよろしくないとか? マドンナの娘さんはミシガン大に在学中だし、私の世代はマドンナと聞くと何かと興奮するものだが、うちの息子くらいの世代となると、「あー、あんなオバさん、別に興味ないよ」となる。息子の反応にガッカリしたが、よく考えてみれば、自分だって親の世代に人気のあった芸能スターに特に興奮したことはない(笑) 他にもたくさんワイナリーがあって、 上の写真のワイナリーは私のお気に入り。Chateau Chantal。 Old Mission Peninsulaという、トラバースシテイの湾内に突き出た半島に点在するワイナリーのひとつ。このワイナリーからの景色は抜群。 このOld Mission Peninsular半島は、北ミシガンの中でも、とびきり美しいのではと思う。   Chateau Chantalのすぐご近所さんは、Chateau Grand Traverseワイナリー。 ここのワインは相当出回ってますね。貴方も見たことあるでしょう。 日本人ソムリエがいるというのは、確かここのワイナリーだったかと思うのですが、今でもその方、まだいるんでしょうかね?(私たちが行った時には、アジア人は一人もいなかったぞ) まるで南仏にいるような気分にさせてくれるChateau Grand Traverseのブドウ園(vineyard)。 私は最近、血圧がちょっと高めなので、ワインを飲むのもほどほどに、ということで、残念ながらワイナリー巡りもあまりできないです。 アルコールがだめな人もいるのだし、コーヒーやお茶をまったりと楽しめるカフェもあったらいいね、と思う。ブドウ畑の丘陵と真っ青なミシガン湖を眺めながら。 … Continue reading

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デトロイト製の腕時計  - Made in Detroit Watches

オバマ大統領が先週、デトロイト製の腕時計(Shinola watch)を買ってイギリスのキャメロン首相にプレゼントしたんだそうだ。 BBC World Serviceに取り上げられたShinola Watch。 Shinolaは、デトロイト市内にある、デトロイト製のものを売ってるお店。 お店の外観。 店内も撮りたかったけど、ちょっと撮影しにくい雰囲気でやめた。 「シノラ」とばかり思ってたけど(いかにも日本人らしい発音の発想)、「シャイノラ」というらしい。 腕時計、バッグ、自転車まで売っているが、みな、デトロイト市内の小さな工場で組立ている。 どうして、デトロイト製の自転車なんぞ買う必要あるの?と思うかもしれないが、 デトロイト製ということに、とても意味があるのである。 その昔、白人も黒人もデトロイト市内に住み、デトロイトは繁栄していた。でも、実は黒人の住民への差別がひどかった。1960年代に黒人住民の暴動勃発。時代の流れだった。恐れおののいた白人住民は次々と郊外に逃げ出す(white flightという)。それはちょうど、全米に高速道路(freeways)が敷かれた時代でもあった。高速道路のおかげで人々は都市に住む必要がなくなり、人も仕事もデトロイト市内から郊外へと流れて行った。都市に残された人たちは仕事がなく、車もなく、市内は荒廃しゲットー化する。これは他の都市にも起きたことなのだろうが、デトロイトの場合は荒廃の仕方が劇的だったのだろうか、暴動や白人の逃避は有名な歴史のようだ。 ところが、一度はどん底まで荒廃したそのデトロイトが、最近少しずつ復活しつつある。若い人たちがダウンタウンに住み始め、仕事も増えているらしい。ニューヨークなどの都会が高すぎて住めないアーティスト達がデトロイトに引っ越して来ていることも有名。 上の2つの写真は、Shinola店のある一角の通り。 ごく普通の風景に見えるかもしれないが、10〜15年前のデトロイトを知る者にとっては、驚異の変わり様なのである。きれいになって、中流階級ぽい人たちが通りを歩き、きれいな車が駐車され、新しい店舗が入り。。。少なくとも日中は安全そう。   メイド・イン・デトロイトのShinola Watchは、復活の希望のシンボルであるのだ(と、BBCは言っていた)。 メイド・イン・デトロイトということは、米国産であるから、米国の雇用を助けることになる。 みなさん、デトロイト製のものを買いましょう! といっても、高いですね〜〜! 腕時計、600ドル以上もする。 (私なんぞ、15ドルの腕時計をしてます(笑)。もちろん中国製) ビル・クリントン前大統領はShinola watchを13個も買ったそうです。やはり贈答用に。 ヨーロッパの大都市でも、高級腕時計として売られているそうです。 Shinola店のサイト: www.shinola.com BBC World Serviceのリンク: http://www.bbc.co.uk/programmes/p03sl9d9?ocid=socialflow_facebook

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