フェリーでミシガン湖を横断 いざミルウオーキーへ   Crossing Lake Michigan by Ferry – to Milwaukee

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ミシガン湖をフェリーが就航してるって、知ってるかな?

私は知らなかった。

一度、Lake Michiganを横断してみようと、昨年8月、亭主とフェリーに乗った。そのことを書こう書こうと思っているうちに、もう翌年の春になってしまった!

昔からフェリーは好きだった。

日本でも北海道―新潟や、富山―輪島、いちどは横浜からシベリアのハバロフスクまでフェリーで行ったこともある(五木寛之のマネ — 日本海を横断したのだが、そのちょっと前に、近いところで北朝鮮の日本人拉致が起きていたとは、知る由もなく)。

ミルウオーキーとマスキゴン間を就航するフェリー(上は、ミルウオーキー発の便がマスキゴンに着いたところ)

ミシガン州西部の町マスキゴン(Muskegon) とウイスコンシン州ミルウオーキー (Milwaukee) をつなぐミシガン湖横断高速フェリーが、もう9年も前から就航しているのだ。

’11年8月初旬、Muskegonからこのフェリーに乗ってミルウオーキーまで行ってきた。もう、良すぎたので、貴方とシェアせずにはいられない!

                   (出典:グーグルマップ)

約2時間半で、あの大きなミシガン湖を横断する

といっても、ミシガン湖は縦長なので、横に渡るにはたったの2時間半で済むということだ。

そして、船が新型のエンジンなのか、めちゃ高速。

ホーバークラフトではないのだが、それを思い出させるようなスピードだ。

フェリー会社のウエブサイトを見ると、「最先端のコンピュータコントロールシステム、レーダーを搭載、デトロイトデイーゼルエンジン4000を4つ搭載(the boat is equipped with state-of-the-art computerized control system and radar, 4 MTU Detroit Diesel 4000 engines, etc.)」とある。私は技術系ではないのでさっぱり分からないが、何やらかなりハイテクのフェリーである印象を受けるのは確か。

さて、私達はミシガン南東部に住んでいるので、まず、マスキゴンまで車で3時間のドライブ。これは結構遠い。

フェリー乗り場はマスキゴン市内にある。

Lake Shore Driveという名の道路沿いに立つ「Lake Express」のサイン

サインは意外と小さく、うっかりしてると見過ごしてしまうので要注意。

サインのところで入り、少し走ると駐車場が見えてくる。

駐車場は大きくないので、もし満杯の場合、上の写真の砂利道の道ばたに車を止めることになるそうだ。だから、出発時刻よりかなり早めに着くようにすることをおススメしたい。

駐車料金を払う機械

入り口の外に係員たちが立っている。ここで荷物のチェックイン。

まるで飛行機のように、船内に持ち込める荷物(carry-on) は、座席の下に置けるサイズのものプラス、ハンドバッグまたはバックパック、など1人2個までと制限されている。大きなものはチェックインしないといけない。ただし、車ごとフェリーに乗る場合は、自分の車にぎっしり荷物を積んだままでオーケー。

ただ、空港のようなセキュリティチェックはしない。 テロの心配は今のとこ、ないということか。

上の写真では見えにくいが、入口のチェックインのところに大きなワゴンが停車してあり、そのワゴンにチェックインした荷物が載せられ、船内(客室とは別のところ)に運び込まれる。

建物内に入ると、すぐフロントデスク

待合室

ミシガンとミルウオーキーの時間が。ミシガンは東部時間(EST)、ミルウオーキーは中部時間(CST)だから、1時間の時差がある。なんか飛行機に搭乗するような気分。

待合室の外のベンチでしばらく待っていると、来たっ! ミルウオーキーから帰ってきたフェリー(中央の白い船)

興奮してフェリーを見に駆けつける人も。

写真を撮る人がかなり多い。

中西部のアメリカ人にとっては、フェリーはかなり珍しいことだろう。

ミルウオーキーからのお客が全て下船するのを辛抱強く待つ。

いよいよ、まず車が乗船開始。オートバイも多い。

そして、車なしで乗るお客の乗船が始まる。

そわそわと、しかし静かに列を作って待つ人たち。アメリカ人は、譲り合ったり、列に並んで辛抱強く待ったり、「失礼」とすぐ謝ったり、公共の場で結構お行儀がいいなと、私はよく感心するのだ。

船内

中央に家族やグループ向けのテーブル席が。

カフェテリアがある。サンドイッチ、ピザ、ホットドッグ、サラダ等が売られていた。

両サイドに、3人がけの席。私と夫はここに座る。carry-onのバッグを座席の下のスペースに置く。

冷房がキツイので、ジャケットを持って行くことをお勧めする。

出発!

窓から。湾のように見えるが、実は湖だ。Muskegon Lakeという。でも、まるで湾のようなので、ここでは湾と呼ぶ事にしよう。湾の周囲に公園やビーチが広がる。

長いながーい回廊のような水路を通って行く。フェリーの発着地が 奥座敷のような湾内にあることを、よく感じさせられる。

湾が遠く小さくなって行く。左に、Muskegon State Park が水路に沿ってずっと続いているのが見える。

フェリーの後ろから、ボートがついてくる。缶ビール片手に夏の週末を楽しむグループが乗っていた(楽しそう!)。

いよいよ、出口にさしかかる。

さあ、もうすぐ外洋に出る! おっと、これは海ではなかった。。。

大海原にこれから出て行くような気分。

外に出た! ここまで来るのに、すでにかなり長い航海であった。

さらば、マスキゴン。すぐ戻ってくるからね   ^^/~

船後部の外にイスが並べてある。

フェリーの速度が上がってくると、風が強くなって外にいるのが段々ツラくなってくるが、このお客さんたちは、目的地のミルウオーキーまで、ずっとここに座って平気で談笑していた。「風ニモマケズ」!

船の前部にもベンチが。

船の速度が上がって風が強くなると、ほとんどの人は船内に入って行った。

船首。

これが、フェリー会社が自慢している最新ハイテクのレーダー?

船内で、売店で買ったピーナッツをかじりつつボーッと過ごす。

水と空の他に何も見えない風景が1時間半ほど。すると、船窓から、遠方にミルウオーキーのビル群が見えて来たっ!

急いで船首に出る。

みな興奮気味。

だんだん、ビルが大きく見えてくる。

これから、防波堤の中に入ってゆく。

防波堤の入口がやけに狭い。

間違えて防波堤にガーンとぶつけないかと少々ハラハラしたが、問題なく通過。

ヨットハーバーがここにも。

ウイスコンシン州とミシガン州の両サイドで、人々はミシガン湖の夏を満喫している。

コーストガードが!

かーっこいいな〜

ドック

フェリー客のための駐車場。

客の入りはいいようだ。

乗船客が列を待って並んでいる。

もう夕方なのだが、フェリーはこれからもうひと仕事待っている。マスキゴンまで、湖をもう1回横断だ。

車の下船のためのドッキングが始まる。

まず車が全部下りてから、人の番。

カヤックをてっぺんに載っけた車が降りてゆく。ミシガンはカヤック等のアウトドアスポーツにとても適した所。ミシガンで遊んで来た帰りかな。

写真には写っていないが、オートバイがやけに多かった。ミルウオーキーは、世界で唯一のハーレーデイビッドソン(Harely Davidson)博物館があるところだから、 ミルウオーキーはオートバイ愛好者にとって巡礼地のような所なのかも?

Baggage Claimのフェリー版ともいうべきか、

下船後、チェックインしていた荷物が、ワゴンで運ばれてくる。

(乗船の際、船内への持ち込みにはバッグ1点しか認められず、後はチェックインしなければいけない。飛行機とそっくりだが、チェックインの料金を取らないところが、違うところ!)

ミルウオーキーで2泊して遊んだ。

そして、帰りの便 —-

また、防波堤の狭い門を上手に通過して、外洋、じゃなかた、(外洋のような)ミシガン湖に出る。

しばらく、四方、陸が全く見えない、まるで大海のど真ん中にいるよう。これが、ほんとに湖か!! この水が全て淡水であるというのが、すごいと思う。

1万年前に氷河が解けてできた湖。そのスケールの大きさはいかばかりであったことか。思いは1万年前に馳せる。。。。

と、おもしろいものを船窓から発見。

タンカーのような(??)船だ!

ちょうど、湖のど真ん中あたりのところだった。

何をしていたのだろう?

あたかも、広い海のど真ん中に停泊して作業をしているような光景。

フェリーは、この船のかなり傍を通って行った。

ほんのちょっとだけ進路方向を誤るだけで、この船と衝突することもありうるかなあ。なんせフェリーはかなりの高速で走ってるし。。。この船とぶつかったら、まず我々のフェリーは沈没して、私たちは海、じゃなかった、湖に投げ出されることになったり。。。と、いらぬ想像がふくらみ、ひやっとした気持ちになる。(オバさんは、とかく心配性です)

そうこうするうちに、戻って来ました、ミシガンに。

2時間半の航海の殆どを、うちの配偶者は心地よさそうに席で眠っていた。一時はイビキがかなり大きくなりかけ、慌てて揺り起こすことに(前の席のご婦人方がクスクスと笑い)。。。それくらい、快適な船旅だった、ということです。

マスキゴンの湾に入ってゆく、運河のような通路に沿って、公園の散歩道が続く。散歩する人たちが、船に手を振ってくれる。

湾沿いにビーチがたくさん。

フェリーは、ビーチのかなり近距離を走る。海水浴、じゃなかった、湖水浴の人にぶつからないかと勝手に心配する(よく心配するなあ、私は)。誰も全然心配してないようだ。

ガイコツのマークの旗をつけたボートの人たちも、フェリーに手を振ってくれる。

Great Lakes Naval Memorial & Museumという名前の米海軍の記念館兼博物館らしい。潜水艦などが展示してあるそうだ。こういうのが、アメリカのあちこちにあるものだが、ここマスキゴンにもまたひとつ。子供を連れて行くのによい所のようだ。
フェリー旅行のついでに立ち寄るのも、良いかも。

マスキゴンは入り江に恵まれている、と言いたくなるが、これは、ミシガン湖から内陸に入り込んだもうひとつの湖。ミシガン湖は、嵐が来ると結構、海並みに荒れるものだが(1980年代のロバート・レッドフォード監督の映画「普通の人々(Ordinary People)」を見るとよく分かる)、この湖はそんな時でも、きっと静かで、ボートの停泊には持って来いの地形なのだろう。

だから、このフェリーの発着地に選ばれたのに違いない。

いやー、とてもよかった!  また乗ってみたいものだ。貴方もいかが?

しかし、決してお安くはない。

私は、フェリー会社のメーリングリストに載せてもらっていたので、(次のような)特別料金のお知らせEメールが5月頃来たのだった。

それで行くことにしたのだが、なぜか、特別料金はTELでの予約のみ受け付ける、というものだった。特別料金でも、往復で100ドル。それにFuel Surharge ($10)+α (何だったかよく覚えていない)が加算された。

車ごと乗船すると、もっと高くなる。

詳細は、次のサイトをどうぞ。

http://www.lake-express.com/

5月から10月一杯就航。

夏は1日に3往復便、春と秋は2往復。

ミシガン湖を横断するフェリーは、今のところ、これともうひとつS.S. Badgerというフェリーで、こちらはミシガン側のLudington (マスキゴンのもっと北にあり、砂丘キャンプ場で有名)とウイスコンシン側のManitowoc という所を結ぶルート、の2つのようだ。

セントジョセフについてのブログ、懐かしき回転木馬で紹介したが、昔19世紀~20世紀初頭には、セントジョゼフ~シカゴ間をフェリーが就航していたそうだ。

またその路線を復活できないのだろうか?

シカゴと結ぶフェリーができたら、私は喜んで乗りたい。

船でシカゴに入り、車なしでシカゴループ内の観光をして。。。お安くはないだろうが、なんとも旅心をくすぐる。

逆に、シカゴ人にとっても、シカゴからフェリーに乗って対岸のミシガンのビーチに遊びに行くというのは、なんとも魅力的な旅の図だろうと思う。

ともあれ –

こんなに大量のきれいな淡水をたたえた大きな湖は、貴重な財産だ! 世界中で水不足に悩む国、地域が多い中、五大湖地方は恵まれている! この貴重な大自然の財産を、ぜひ、大切にして行ってほしいものだ、と思う。

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About tukusigal

もう長いことミシガンに住んでいる日本人オバさんの、自分なり、それなりのミシガン湖地方見聞記でーす。I am a long-time resident of Michigan. I am here forever. A middle-age Japanese woman. I love Imari porcelain, so my profile photo is an Imari vase which I bought in Imari, Saga, Kyushu, Japan. When I retire (when...?), I reveal my photo - but by then I may be too wrinkled (lo).
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2 Responses to フェリーでミシガン湖を横断 いざミルウオーキーへ   Crossing Lake Michigan by Ferry – to Milwaukee

  1. magnifikajp says:

    ミシガン湖、こうして体感させてもらうと大きいですね!
    今後の旅の参考になります。ありがとう、tukusigalさん!

    • tukusigal says:

      magnificajpさま。ありがとうございます。そう言っていただけると、とても励みになり、また、お調子に乗って、もっと書こうという気になります(笑)。五大湖は、確かに、一度訪問する価値はあるでしょう。私の亭主は東海岸出身ですが、子供の時、いちど五大湖に行ってみたいと憧れていたそうです。

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