A Happy New Year!
(12月に、おやっと目を引いた記事があったので、それ関連で書きたかったのだが、ぐずぐずしているうちに、もう年が明け。。。)
その記事とは、ペタスキーの石(Petoskey stones)のこと。
ペタスキーにあるヘミングウエイの展示館(Little Traverse Historical Museum)に行った時、館内にはペタスキーの石についての展示もあって、印象に残っていた。
(ヘミングウエイ展示館については、こちらのpostを読んでいただければ m–m)
ミシガン湖から採れるこの石、実はなかなか有名なのである。
河原で拾えるような小石みたいで、手に握ったら癒されそう(セドナの石みたいに)。
それにしても、六角形の模様が整然としすぎている! 自然というのはすごいなあ、と感心していたら、
実は、Petoskey stoneは化石サンゴ(fossilized coral)なのだそうである。
(上の写真の)説明によれば、太古の昔、3億年以上も前、ミシガンも暖かかった。その時代に多くのサンゴが生息していたのだが(このミシガンに!)、後に氷河時代が到来、氷河の移動につれて化石は岩盤から摘み上げられ(plucked upと表現されているが、なんて訳したらいいですかね?イメージは「摘まれる」なのですが)、もまれて丸ーくなって行った。それが現在のPetoskey stoneだそうである。
1965年に、ミシガン州の州石(state stone)に指定される(州石なんてそんなものがあるんですね〜。州花(state flower)があるのは知ってたけど)
Petoskeyに行くことがあれば、これらの石がPetoskey State Parkのビーチ(ミシガン湖のビーチ)で見つかるとのことです。
ヘミングウエイ展示館の売店でも売ってた記憶がある(買っておけばよかった。。)
Petoskey stoneをはめこんだネックレスなどもインターネットで買えるようです。
だれかへのお土産、プレゼントにいいかも。
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で、目を引いた記事というのは、次の、ペタスキー石についての記事。
ペタスキーから遠くない町に住む男性が、93 pounds(42 kg)の巨大なPetoskey stoneを見つけ、自宅に持ち帰って芝生の庭に飾りとして置いていたが、州の当局(the State Department of Natural Resources)に知れてしまい、没収されちゃった、というニュース。
まず、93ポンドもの巨大なPetoskey stoneがあるのが驚き。
そして、Petoskey stoneは、誰でも、見つければ拾って持って帰っていいのだが、ただし25ポンド(11 kg)の石まで、と制限があるのだそうだ。
この男性が外出している間に、州当局は彼の家にやって来て石を持って行ってしまった。
州当局は、没収したこの石を、どこか公共の場に展示する予定だそうである。なんせ、州石ですからね、これは州民の資産。
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のどかなミシガンの田舎の、ちょっとしたハプニング、と呼んでいいようなニュースでした。
上の記事のリンク: http://www.mlive.com/news/grand-rapids/index.ssf/2015/12/state_confiscates_giant_petosk.html