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ミシガンのクランベリー (続編) Cranberries in Michigan -Part 2-

毎年10月のある土曜日に、サウスヘイブンのある農場で、クランベリー収穫ショーが行われる。 一昨年その見学に行った時のことをミシガンのクランベリー!収穫ショー(Cranberry Harvest Show @South Haven)で書いたのだが、このたび、デトロイトの日系新聞「JAPANニュース倶楽部」の11月号に記事を書かせていただきました。 記事は、一昨年に書いたそのブログを元にしたもの。記事の写真を「新聞寄稿記事(Published Articles)」に載せてるけど、小さすぎて読めそうにないね。 さて、クランベリーについての豆知識をもう少し。 北米原産 あらゆる果物のうち、北米原産とはっきり分かっているのは、ブルーベリー、クランベリー、そして、コンコードという名の種類のブドウ(Concord grapes)の3つだけ。 (クランベリーとブルーベリーは、同じ科 (family) の植物) 名前の由来 元々、清教徒はクレインベリー(craneberry)と呼んでいた。 春に咲く小粒のピンクの花が、ツル(crane)の頭とくちばしに似ているからだそうだ。 とってもヘルシー(Health Benefits) スーパーフルーツ (super fruit) の異名を持っている。 * 抗酸化物質(antioxidant)に富むので、ガン予防に効果あり。 *ビタミンCも豊富。 最新の研究報告では、次の効果もありそうとか。 *老化防止 *虫歯予防 *歯周病の予防 *アテローム性動脈硬化(atherosclerosis) の予防 — (アテローム性動脈硬化って、どんなの?) *胃潰瘍、十二指腸潰瘍の予防 *更年期女性の尿路感染症(UTI: Urinary tract infection)予防 … Continue reading

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Tabor Hill ワイナリーのレストラン Winery Restaurant @Lake Michigan Shore Wine Trail

  Tabor Hillワイン。 もう随分昔から、そこいらのスーパーのどこでも売られていて、あんなの安物のまずいワイン、とばかり思っていた。 実際試しに買ってみて、おいしくなかったからなのだが、考えてみれば、一番安いものを買ったからで、もっと高い値段のを試してみれば、違う印象を持っていたのかもしれない。 写真(上)の青いグラスが、Tabor Hilのトレードマークのようなもの。ミシガン南西部の観光パンフレットには、よく、この青いグラスの写真入りでワイナリーや試飲カウンター(tasting room) のPRが出ている。 この青いグラスに惹かれて、一度、訪ねてみてもいいな、と思っていた。 が、ワイナリーにレストランがあることは知らなかった。 カリフォルニアのナパバレー (Napa Valley) では、 いろんなワイナリーにレストランがあって、そこのワイナリーのワインを味わいながらおいしい食事ができるそうだ。 私はまだ、ナパバレーに行ったことがないけど、近場のミシガン南西部のブキャナン (Buchanan) という所で、同じことを経験できた! ブドウ畑が延々と続く、インデイアナ州境に近いかなりの田舎をしばらく走る。 本当にこんな所にレストランがあるの? と思うような所に、Tabor Hillのサインが忽然と現れる。 小高い丘の上にレストランが。食事を終えたお客達が出て来るところだ。 たくさんの車が停まっていて、びっくりする。 ここに来るまでの田舎道には、車の1台も見かけなかったのに! 入口 ここにもワイントレイルの青いサインが。 ミシガン湖畔ワイントレイル (Lake Michigan Shore Wine Trail) に属しているワイナリーには、必ずこの青いサインが立てられている。 ミシガンにはワイントレイルがいくつかあるが、この辺一帯にはそのひとつ、Lake Michigan Shore Wine Trailがあり、12ものワイナリーが参加している。Tabor Hillもそのひとつで、ミシガンのワインメーカーの中では最大手のひとつだろう。 … Continue reading

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Cranberry Harvest Demonstration @South Haven, Michigan ミシガンのクランベリー! 収穫ショー@サウスヘイブンのファーム

For English, please click here! ミシガンにクランベリーが!!! 意外に人は知らないが、ミシガン西部はブルーベリーだけでなく、クランベリーの産地でもある。ブルーベリー、クランベリーのどちらも砂地でないと育たない。つまり、栽培できる地域は全米でも数えるほどしかない。 ミシガン西部は希少価値があるのだ。 アメリカでは、11月のサンクスギビングにローストターキーにクランベリーソースを添えて食べる。クリスマスでも晩餐によく供される。(イギリスでもクリスマスに食べるとか?) ミシガンの秋(10月)は、クランベリーの収穫の季節でもある。11月のサンクスギビングと12月のクリスマスに向けて、収穫、出荷と農場は慌ただしいことだろう。 ミシガン南西部のサウスヘイブン(South Haven) にある DeGrandchamp Farmsというところで10月2日に収穫のデモンストレーションがあったので、行ってきた。 どこでこの行事のことを耳にしたかというと、8月にこの農場にブルーベリーのU-pickに行った時に、「ブルーベリーのシーズンが終わったら今度はクランベリーの季節。10月にクランベリーの収穫ショーをやるから、ぜひ見に来てね〜」とお誘いを受けていたのだ。 この農家は、10年ほど前にクランベリーの栽培を始めたそうだ。 もうかなり前になるが、まだアナーバーにAnn Arbor Newsという日刊新聞があった時代、サンクスギビングも間近い11月のある日、「ミシガン西部の土壌がクランベリーの栽培に適していて、栽培している農家がある」との記事が写真入りで出た。その記事に載ったのは、多分、このDeGrandchamp Farmsだと思う。 その記事を読んで、いたくびっくりした。えっ、ミシガンでクランベリー?!!  それまで、クランベリーはマサチューセッツやニュージャージーといった東海岸だけで栽培されている、とばかり思っていたから。 その記事を読んで以来、一度見に行ってみたい、とぼんやりと思っていたのだが、今年、その農場にたまたまブルーベリーのU-Pickに行ったら、クランベリーの行事のことが分かったわけ。 クランベリーの湿田には、このワゴン(hay wagon ride)に乗せてもらって行く。一人5ドル。結構お客が多く、ワゴンはすぐに満杯になった、ワゴンは2台あり、10分毎に往復していた。5分ほどで着く。 着いたら、上の写真のように、クランベリーが一カ所に集められて、機械でゴーゴーと吸い上げられているのが見えた。 パイプで吸引 おー、ほんとにクランベリーが、水にプカプカ浮いてる! 吸い上げたクランベリーは、このように集められ、トラックで運び出す。 美しいピンク色。 北米インデイアンは昔、クランベリーを染料に使っていたそうだが、うなずける。 黄色のテープでクランベリーを囲む。 テープはこの機械から。 シャベルや松葉ほうきでクランベリーをかき集める実演が行われた。これこそがcranberry harvest のイメージそのものなり。 松葉ほうきを使うのが、面白い。 クランベリーは、このように水田で収穫され、この水田は、Bogと呼ばれる。貴方もこういうシーンをTVか何かできっと見たことがあるでしょう。 クランベリーはこの水の底に根を張っている。クランベリーを植える時は水は張っていない。乾田に植えてゆく。乾田と言っても、湿った砂地でないと育たないそうだ。収穫シーズン(9-10月)が到来したら、人の膝の深さまで水を張る。機械で水田に入り、水中のクランベリーのツルをかき回し、ツルに成っているクランベリーの実を振り落とす。すると、振り落とされたクランベリーの実が水面まで浮上してくる。それを一角に集めて、ほうきでかき集めてパイプでトラックに吸い上げる。 クランベリーが吸い上げられる機械の上で、2人の実演を見守るお兄さん。メキシコ人のようだ。ミシガン西部ではメキシコ人をよく見かける。農繁期に家族ぐるみで出稼ぎに来ている人も多いらしい。この人もそうかも。 集めたクランベリーは、このトラックで、パッキング場へ運んで行く。 … Continue reading

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