ヘミングウェイが泊まったペリーホテルに泊まってみる – Stayed at Perry Hotel, Petoskey, MI

ヘミングウエイが青年時代に泊まったことがあるという、北ミシガンのペタスキー(Petoskey)にあるペリーホテル(Perry Hotel)に一度泊まってみたかったのだが、その夢かなう!

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7〜8月の週末は、この辺のホテルの例にもれず満員だったが、9月初旬になんとか実現(これ、昨年の話です)

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9月はもうバカンスシーズンではないから安くなるかと思ったが、なんのなんの、向こうも強気。1泊200ドル近くした。安めのランクの部屋にしたのに。

9月は、初老の夫婦の旅行客が多いらしい。子供たちが学校に戻って静けさを取り戻すのを見計らって、リタイアした人々が旅行に出かけるのだ、と、ホテルのスタッフのお話。

真っ白しろの、かわいいベッド

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昔風のインテリアと薄型テレビが調和している?

なぜかパイナップルがテーマに選んであった。

バスルームのタイルや、ドアのノブにかけるサイン、全てに。

 

古ーいエアコン調節器も残してあって。

 

 

 

泊まったのは2階。

ヘミングウエイは、この廊下を歩いたのかも。。。と、ちょっとドキドキ(笑)。

1916年、ヘミングウエイがどの部屋に泊まったのかは、残念ながら、はっきり分からないようだ。100年も前の毎晩の客の滞在部屋の記録など、さすがにそこまで残っていないか。

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エレベータの近くには、ピアノとソファ。

義母の住む老人ホームも、こういう風に廊下にピアノが置いてある。今のアメリカの高齢者層が若い頃は、ピアノが日常生活にとても溶け込んでいたらしく、こういうのを見ると懐かしいのではないかと思う。

廊下の突き当たりからは、ミシガン湖が見える。

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晴天の日は、青い青い湖の色。

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朝食を取ったホテルのレストランの入口。

ヘミングウエイもここで食事したのかな? ドキドキ。

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チェリーバター(cherry butter)が供される。サクランボをバターに混ぜたもので、美味しい。

この地域はチェリーの大産地だから、チェリーと名のつくものなら何でも食べる!

 

他の泊まり客を見ると、ほとんどがリタイアした老夫婦、という感じ。

ホテル内のどこを歩いても人を見かけないのだが、レストランに行くと、突如、人がたくさんいて、おっとビックリする。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA中庭

中庭で、貸切で食事したりできるらしい。

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ペタスキーの鉄道駅(だった)の建物が、ホテルの真向かいにある。

100年も前は、シカゴ方面からの避暑客がこの駅でたくさん降りて来ていた。

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昼間でも暗めの廊下は、夜になるとさらに暗い。が、逆に壁紙が引き立つようでもある。

9月はまだ、日没が遅い。ホテルの部屋から駅をぼけーっと眺める。

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このホテルの創業者のペリー氏(Dr. Norman Perry)の写真が、ホテル内に掛けてある。

彼はペタスキーの歯医者さんだったのだが、歯医者をやめてホテルを始めたのだそうだ。

ある日、ある女性患者が、歯を11本抜いてくれとやって来たので、その通りにしてあげたら、その患者、抜歯が終わって患者用イスから立ち上がり、数歩歩くや否やフラフラと倒れて、そのまま、その場で死んでしまった(あまりのストレスにか。しかし、なんで11本も一気に抜いてほしかったのだろう)。

ペリー氏が悪いわけではなかったのだけれども、さすがに彼はペタスキーでは歯医者業を続けれなくなって、いったん町を去ったのだが、数年後にまた戻って来、ホテルを立てた(1899年)。歯医者からホテル経営へ、という発想がすごいと思うが、でも、当時はこの町は大変なるリゾート地だったので、そんなに奇抜な発想ではなかったのでしょうかねえ。

第一次大戦後、景気が悪くなり、ペタスキーのホテル業も難しくなって、ペリー氏はホテルを医者2人(兄弟か)に売却。この医者2人は、ペリーホテルを病院に改造したかったのだが、町のビジネスマン達に懇願されてホテルのままにしておくことにした、そうだ。

歯医者や医者がホテル業に大いに関わっていたのが、面白い。

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裏口から駐車場へ。

高級車にあふれていた。ベンツにBMWにレクサス。

我々の車の隣にはポルシェが停めてあった。50〜60才代とおぼしき、日焼けしてスタイリッシュな夫婦がさっそうとポルシェに乗り込み、どこかへ去って行った。

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100年(以上?)前の、ホテルの宿泊客がせいぞろいの写真。昔は、本当にきちんとした服装してたんですね。

(思い出せば、自分の子供時代も、親に街に連れて行ってもらう時は、「お出かけ」といって、かしこまったワンピースやツーピース、帽子、そして革靴の(ような)靴を必ずかされていた)

 

関連投稿記事:ヘミングウエイが泊まったホテル Hemingway & Perry Hotel@Petoskey

 

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シャルルボイか、シャルルボワか?  - Charlevoix, Michigan

北ミシガンに、Charlevoixというリゾートがあるが、シャルルボイ、シャルルボワ、どっちの発音が正しいのでしょうかね?

米国人の義父は生前、シャルルボイと言っていた。

米国人の亭主も「シャルルボイだよ」と言い張る。

でも、この名前、いかにもフランス風だよなあ。シャルルボワ、ではないのかな。

とフランス語をかじったことのある、私のような人間は考える。

でも、アメリカ人は、元々がフランス語の名前だからって、フランス風に発音をしなきゃいけない、なんて思わない人たちだから。

Detroitってそうだ。「デトロワ」が本来の読み方じゃないの?と思ってしまうが(Detroitの町を最初に作ったのはフランス人だった)、「デトロイト」だものね。

義父は、職場のリトリート(retreat)でこの町のホテルに泊まって、釣りをして、とても楽しかったらしい。義父のお気に入りだった北ミシガンのリゾートの町。

シャルルボイのWeathervaneレストランでランチ。

川を見下ろすデッキの席に案内してもらう。

川がミシガン湖に流れ込む河口のすぐ傍。湖から吹いてくるそよ風が、心地よい。

北国の夏の、水辺でのランチは、大変おいしく感じます。

と、跳ね橋(draw bridge)が、ボートのために開く。

ぐんぐん高く開いてゆく。

ミシガン湖畔の、ミシガン湖に川が流れ込む河口がある町には、こういう跳ね橋が多い。

カンカンとアラームが鳴り出し、遮断機が下りる。車は全面ストップ。そして橋が跳ね上がり出す。線路の踏切のようだ。

5分位は、じっと待たないといけない。

ボートが次から次から通過するので、一日に一体何度、交通がストップするのやら。のどかな、ミシガンのビーチタウンの光景である。

ここシャルルボイから、ビーバー島(Beaver Island)というミシガン湖に浮かぶ島の中では一番大きい島までフェリーが出ているが、そのフェリーはこの川を通って湖へと出航するらしい。遠方に発着所がありそう。

ランチした「Weathervane」レストランの入口。

このレストランは、シャルルボイ出身の建築家アール・ヤング(Earl Young)氏が設計したもの、ということを知らずに、ここに立ち寄った(笑)。だって、川を見下ろすテラスで食事してる人たちが、道路走ってると目に入って来て、「おっ、あそこ、よさそうじゃん」  一番目立つ立地条件にあるから。

そして、本当によかった。美味しいです、ここは。

アール・ヤング氏は、マッシュルームのような屋根、石造りの壁の家やホテル、レストランを設計・建造したことで(ミシガンでは)名が知れているが、建築家として登録はしてなかったそうで、全米での知名度はいかほどに?

このレストランの入口も、彼の作品の特徴がありありと見えているのだが、そんなことも全く知らず、その時はお腹ペコペコで、頭にあるは食べ物のことばかり。お粗末でした。

ヘミングウエイが泊まったことがあるので有名なペタスキー(Petoskey)のペリーホテル(Perry Hotel)と同じく、(Stafford’s)というグループの経営傘下にあるらしい。

同じくアールヤング氏設計の、Weathervane Terrace Inn and Suitesというホテルがレストランのすぐ傍にあり、みんな同一経営グループなんだろうね。 グリム童話に出てくるようなとんがり屋根。そして1950〜60年代を思わせるスタイル。

「アールヤング設計の」というPRに力を入れているようだが、実際に泊まった人たちの採点は、トリップアドバイザー等みると結構辛口。建物が古いとか、うわさほどすばらしくない、云々。それでも、夏はいつも満員御礼の人気モテル。

他にもいくつかホテルが集まっているので、こちらの方に泊まってみようか、と思っても、夏の週末は、空室はまずない。9月だって、ない。

試しに来年の夏の週末で検索してみたら、もうすでに予約満杯! いったい何年前から予約をしとけばいいんだろう?

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ちょっとだけフラフラ歩いてみたが、非白人といえば、私以外には、いかにもアジア系アメリカ人と思われる女性がひとり、白人の男性とカップルで歩いているだけだった(あ、また、人種を気にする悪いくせが)。実際、私の知っていた黒人系の子は、こういう北ミシガンの町は、気が落ち着かないので行きたくない、と言っていたのを思い出した。

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昔の職場の同僚に、お母さんがこの町にコンドミニアムを持っている人がいた。その同僚は、生粋のミシガンっ子。金曜の夕方に奥さんと二人でシャルルボイまでドライブ、お母さんのコンドミニアムに泊まって週末を楽しんでいた。

同僚のよしみで、私(と亭主)にもそのコンド泊まらせてくれないかな、とよっぽど頼んでみたかったが、さすがに図々しすぎる気がして、口に出せずじまい、です。

 

関連ポスト:ヘミングウエイが泊まったホテル Perry Hotel@Petoskey

アールヤング設計のマッシュルームの家々をこちらで見れます:house-crazy.com/

Weathervaneホテルのサイト:weathervane-chx.com

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ミシガンのお土産 (続) – さくらんぼワイン Michigan Cherry Wine

ミシガンといえばサクランボ。

だから、ミシガンのお土産に、サクランボのミニケーキとか(ひとつひとつ小さな包装がしてあって箱詰めの)、誰かが作っていそうなものだが、未だに見たことがない。貴方、見たことあるなら、ぜひ、教えてください!

でも、サクランボのワイン(cherry wine)というのは、ある。

チェリーリパブリック(Cherry Republic)はTraverse Cityのダウンタウンにもあって、そこで一本買ってみた。Cherry wine

たぶん、アナーバーのダウンタウンのCherry Republicでも売っているだろうと思うが、

さくらんぼの風味があって面白いワイン。

好き嫌いが分かれそう。甘めなので、きっと、女性向き(だいたい、フルーツの風味が加わると女性好みとなる)

日本へのお土産には向かないが、アメリカ国内のお友達、知人を訪ねる時のお土産にはいいかも?

帰省・帰国のお土産選びには、ほんとに悩みますね。私も、相変わらず悩み続けてます。

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店内には、まるでワイナリーのように試飲カウンターがあります。そこでチェリーワインを試飲したら、意外にいいなと思ったのでした。
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第3のコースト: ミシガン湖でサーフィン  The Third Coast – Surfing (and SUP ) @Lake Michigan

西海岸(West Coast)と東海岸(East Coast)の次、つまりナンバー3のコースト(coast)、つまり「第3のコースト(The Third Coast)」が五大湖地方(the Great Lakes Regions)であること、最近知りました。貴方は知ってた? (下左の赤の地域が五大湖地方だそうだ。何とペンシルバニアまで入っている)

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いや、五大湖地方ではなくてメキシコ湾岸地方(Gulf Coast)こそが第3のコーストだとの声もあるそうだが、五大湖地方の方が海岸線、じゃなかった、湖岸線(どちらも英語でcoastline)が長いから、五大湖地方こそが第3のコーストにふさわしい、との意見もある。

(すぐには信じられないが、五大湖の5つの湖の湖岸線を全部合わせたら、ほんとに、メキシコ湾の海岸線より長いようである)

 

 

(Source of photo above  -https://commons.wikimedia.org/wiki/File:North_America_second_level_political_division_2.svg

 

その「第3のコースト」ミシガン湖でサーフィンをしている人たちがいる。

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「Third Coast Surf Shop」というサーフィン専門店が、ミシガン湖畔の町ニューバッファロー(New Buffalo)とセントジョセフ(St. Joseph)にあるが(右の写真はセントジョセフのお店)、その二つのお店のオーナーのお兄さんが、「第3のコースト」サーファーの一人。

 

 

このお兄さん、数年前、全米テレビネットワークのNBC’s Today Showに出た。

2009年のことだから、今ではもう、あんまり「お兄さん」ではないかも(笑)。

夏は波がないからダメ。秋から冬、初春にかけてがサーフィンの季節。一般人にとってベストの季節は、サーファーにとっては最悪の季節なのだ。あの冷たく波の荒い冬のミシガン湖でサーフィンを楽しんでる様子が、ビデオで見れます。いやはや。

このThird Coast Surf Shopが、先日、セントジョセフで、SUP (Stand-Up Paddle)の無料レッスンを開いたようです。(弊ブロブのフェースブックのページにその記事をシェアしてます)

サーフィンは、ものすごく難しいらしいから、我々ほとんどの人間には、まず無理。でも、SUPなら何とかできそう、と聞く。波がなくてもできるし、湖や川でも手軽にできるそうだし。

The Third Coast Shop のパンフレットをひとつ持っているので、その写真をば:

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かーっこよく作ってありますね。特に左の長髪+野球帽の子、まるでカリフォルニア(笑)。

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パンフレットの裏(上)を見ると、SUP、サーフボード、カヤック、ウエットスーツ等のレンタルが。

サンドボード(sandboard)というのもあるそうだ。砂丘をスノーボードのように滑るものらしい。

サーフィンのレッスンも、アレンジしてくれるそうだ。(私も一度は試してみたかったのだが、しないうちに年取りすぎた。。。笑) まだ若い貴方、いかがですか?

最後に、私はこのお店の回し者ではありません! 紹介料でもいただきたいところですが(笑)

ところで、St. Josephには、もうひとつこの種のお店がある。「Outpost Sports」というお店。そのお店の中の写真です。これらは、bodysurfing用の小さなボードですね。なかなか、よだれ?が出そうでしょう。

 

関連投稿ポスト(related post): SUP (Stand Up Paddle) – これなら私にもできるかな?

 

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日本に負けない! イモの子を洗うようなシルバービーチ Just as Crowded as Japan! Silver Beach @St. Joseph

独立記念日に、ミシガン湖ビーチタウン(Lake Michigan Beachtown)のひとつ、セントジョセフ(St. Joseph)のシルバービーチ(Silver Beach)に行ってきた。

日本の海水浴場に負けない大混雑。Silver beach, just as crowded as popular beaches in Japan in summer.

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「イモの子を洗うような」とは、まさにこういうこと。

飲酒禁止なのに、ビールを持ち込んで騒いでいる若衆の大グループがあって、おまわりさんが2〜3人、制服のままビーチに巡回に入ってきたので、よけい、暑く感じた(ビーチで制服を着てるなんて、暑。。汗。。)

げんなりして、帰ってきました。

最近、シカゴ〜インデイアナ地域で観光地としてますます名を馳せつつあるミシガン湖ビーチタウン。

独立記念日の夜には、灯台のある埠頭から花火が打ち上げられる。この花火とビーチの両方をお目当てにしてだろう、ものすごい人出。夏、行くなら、独立記念日は避けた方がよさそうです。

それに、駐車事情がひどすぎる! これだけの人出なのに、駐車場が足りなさすぎ!

We need more parking space for St. Joseph beaches. More people come to Silver Beach, they have not added enough parking spaces at all. What is wrong with St. Joseph?

 

関連投稿記事

よみがえったリゾート、シルバービーチ編 (Silver Beach – Revived Lake Michigan Resort Beach Town)

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アメリカン・スプーンのレストラン American Spoon @Petosky, MI

アメリカンスプーン(American Spoon)のジャム(jam)、プリザーブ(preserve)が、最近、近所のスーパーで気軽に買えるようになった(お値段は高め)が、アメリカのジャムとしては、しつこい甘さがなくて上出来の部類だと私は思っているのだが、貴方はどう思いますか?

jam

もっとも、日本にいる父にお土産にあげたら、「ふん、まあまあかな」などと言われ、ムッとしたけど。

持って帰るには重いし、もう、ジャムを日本へのお土産にするのは、やめた。

 

 

さて、アメリカンスプーンの本社は北ミシガンのペタスキー(Petoskey)にある。そのレストラン(American Spoon Cafe)が、ペタスキー(Petoskey)のダウンタウンのメインストリートにある。

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Petoskeyは、スキー場Boyne Mountainsに近いし、ヘミングウエイゆかりの地でもあり、とてもきれいな所です。

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American Spoonは家族経営の会社のようで、このカフェの場所からスタートしたらしい。北ミシガンのこの辺で採れたローカルの果物を、ここの地下室で鍋で煮てジャムを作ったら(この地域は、果物の大産地なのですぞ)、評判になってNYタイムズに取り上げられて、それからは発展の一途とか。

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ここのジェラトー(Gelato)、美味しかった。

ジェラトーは昔から、NYのLittle Italy等に行けば食べれたのだが、最近とみに注目を浴び人気沸騰ですね。私もアイスクリームよりジェラトー派。

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夏なので、学生さんのアルバイト達が働いていた。

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ランチもあるが、かなり高いので、私たちはランチは注文せずジェラトー(gelato)とアイステイーだけにした。

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mmmmmm

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カフェの左隣の小さな店舗でジャムを売っている。

アメリカンスプーンのお店はTraverse CityやSaugatuckなど他の町にもあるが、一度、そういうところで買うと、カタログが、しつこいくらい家に送られてくる。pancake mixやBBQソース、salsa dipなども売ってて、なかなかおいしそう。

夏になると、また行ってみたいなと思い出すような、素敵なカフェである。

www.spoon.com/cafe

ヘミングウエイゆかりの地、ペタスキー(Hemingway’s Footprint@Petoskey – City Park)

ヘミングウエイ@展示館ペタスキー (Heminguway Memorabilia@Petoskey)

ヘミングウエイが泊まったホテル(Hemingway & Perry Hotel @Petoskey)

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デトロイト美術館 (DIA) – その3

デトロイト美術館の美術品が、デトロイト市の財政再建のためにクリステイとかのオークションの競売で売り飛ばされずに済んで、本当によかった。時が経つにつれ、ますます痛感している。

I am so glad the DIA’s arts were not auctioned at somewhere like Christie;s in New York to save the financially-troubled city of Detroit.

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去年、サムライ美術展があるというので、実に実に久しぶりにデトロイト美術館に行った。サムライ美術展はもちろん素晴らしかったが、DIAっていい美術館だなあ!と改めて思った。

デトロイト市財政再建のために美術品が売り飛ばされることもありうるのだと思うと、美術館はもっとがんばる気合いが入ったのかな? 最近、おもしろい企画が増えたような印象。

Last year I went to the Japanese Samurai art exhibition with my friends. It was very impressive. Is it just my imagination that DIA is hosting one great exhibition and event after another these days – maybe they realized that their arts are not immune to being sold so they are motivated to work harder?

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建築の美しいこと。

To me, what was as interesting as the Samurai art exhibition was the two girls at one of the entrances (below).

私にとって、サムライ美術展と同じくらい面白かったのが、美術館の出入口で写真のポーズをとっていたバレリーナの女学生(たぶん学生)。

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右下に小さく写っている2人の若い女性にご注目。右側の子は、バレエのレオタードとバレエシューズで、ポーズを取っている。左側の子がその写真撮影中。アート系学校の卒業記念写真でも撮っていたのかな。

人前で堂々とこういうことするの、いかにもアメリカ。日本じゃあ、ちょっと想像できないね!(ほめているのです。いいなあ、こういうの)

One girl in ballet leotards and ballet shoes is posing for the other girl’s camera. Were they doing it for a school graduation photo album or something like that?  I could not imagine anybody (especially young women) do a thing like that in public in my home country, Japan. I thought this is really cool.

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デイエゴ・リベラの壁画の意味がやっと分かった @デトロイト美術館 (DIA) – Diego Rivera & Frida Kahlo in Detroit #2

デトロイト美術館(Detroit Institute of Arts: DIA) の目玉である、デイエゴ・リベラの大壁画。これまで、その意味するものを特に考えることもなく、わあすごいな、と思うくらいでぼーっと見ていたのだが、この「Diego Reivara Frida Kahlo in Detroit」展と、壁画の間にいたボランティア女性たちのおかげで、理解ががぜん深まった  \(^^)/

Diego Rivera’s murals in the court of the DIA are well known. In the ‘Diego Rivera Frida Kahlo in Detroit’ exhibition at DIA, you can see Diego’s sketch drawings for the murals. And thanks to the volunteers in the mural court, I now finally understand what the murals mean,

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「Diego Revera Frida Kahlo in Detroit」展では、リベラの壁画(mural)の元となった巨大なスケッチ画が展示されている。「元」というか、それらのスケッチ画に忠実に、そのままその通りに壁画を描いたそうだが。

たったの11ヶ月(1932-1933)で仕上げたそうだ。日々、20時間近く壁画に費やしたとのこと、つまり、起きてる時間は、ほぼ全て、壁画の制作にあてたことになる。

この展覧会は、ニューヨークタイムズに取り上げられ、デトロイト美術館のDirectorはラジオ (NPR)のインタビューにも出た。(NY Timesに取り上げられたから、ラジオも取り上げてくれたのかも。NYタイムズの注目を浴びれば、とたんにみんなから注目を浴び始めるものだ(笑)

The NY Times wrote about this exhibition and the radio station NPR interviewed the director of the DIA. Once the NY Times writes about anything, all other media want to pick it, too.

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壁画の間に入ってまず目につくのは、向かって一番奥の壁。農業がテーマ。ふくよかな女性が左右に二人、豊穣な収穫の農作物を腕に抱える。全ては農業が基本であるから、まず農業が第一の壁に、ということ。

中央に、地下の球根内に眠る人間の赤ちゃん。

この赤ちゃんは、フリーダ・カーロの流産を悼んで描いたものだとのこと。なんか、泣けます。。(妻のフリーダさんは、ここデトロイトの病院で一度流産をしている)

The murals begin with the theme of agriculture, which is the basic industry for human beings, with the human baby in the plant bulb. Rivera drew this baby in the plant bulb after his wife, Frida, had a miscarriage.

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左手の壁(北壁: the North Wall)には、自動車工場で働く労働者達が描かれている。

The wall on the left (the North Wall) is the people working in an automotive factory – of course. It’s Detroit.

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ボランティアの女性が教えてくれたのだが、この壁画が描かれたのは1932-1933年、大恐慌時代(the Great Depression)。デトロイトも恐慌の波を受け、自動車工場労働者たちは解雇され、路頭に食事配給をもらう長蛇の列ができる。工場はガランとしていたそうだ。

だから、リベラがこの壁画を描いた時は、こんな工場の風景ではなかったのだ。

そして、もうひとつ注目すべきは、白人と黒人が一緒に働いている様子が描かれていること。

当時は、自動車組立作業に雇ってもらえたのは白人だけだった。黒人は白人と一緒に作業をするなんてとんでもなく、清掃係のような仕事しかありつけなかった。だから、黒人と白人が協力して作業しているこの図は、デイエゴが持つ理想像であったのだ、とのことである。

The volunteer ladies explained that in reality, it was the Great Depression era when he made this mural, so the automobile factories were actually almost empty…people were laid off and on the street looking for food… And the auto factories in those days had never had the different races working together like this mural.  Rivera drew his ideal in the mural.

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そして、上の方を見上げると、黒い肌と赤銅色の人間が2人、横たわっている。手には、それぞれ、鉄鉱(iron ore)と石炭(coal)を握っている。

Above the workers in the factory, there lie a black man and a red-skin man – each holding in his hand iron ore and coal.

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反対側の壁(南壁: the South Wall)には、白人と黄色人が。黄色人は、いかにも中国人っぽいね。手に持つは、それぞれ石灰石(limestone)と砂(sand)。

鉄鉱石、石炭、石灰石、砂の4つが、工業の根幹を成すものだから、だそうである。

そして、この4つの肌の色の人種に、上下はない、みな同等、とデイエゴは主張しているるのである。

「あ、そう」と我々は聞き流してしまいそうだが、これは、1930年代当時では、人々の度肝を抜くような、ものすごい先進的な考えだったのだそうである。

On the opposite wall (South Wall), a white man and a yellow-skin man lie – each holding in his hand limestone and sand. Coal, iron ore, limestone, and sand were supposed to be the four most important mineral for the industry. And there is no hierarchy among the four different color-skin people; they are all equal. We may think, ‘right, so what’ – but in the 1930s, it was such a radical and progressive idea.

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なんか、ソビエトのプロレタリアート作品を見ているようでもあるね。

I kind of feel like I am looking at a proletariat art.

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右端にいる、スーツを来た二人は、当時のフォード社社長(グレーのスーツ)と、当時のデトロイト美術館館長なんだそうだ。デイエゴをデトロイトに招待してくれた人たちだ。

共産主義者だったデイエゴを、フォード社の社長が招いたこと、そして、ちょっとソビエト社会主義的アートを思わせるような壁画を描くことを認めたこと、は驚き。1930年当時、共産主義は米国でも、メキシコでも、かなりの勢いがあったらしい。ひょっとしたら、共産主義信望者であることは、当時、カッコいい流行みたいなことだったのかも?

リベラからしてみれば、資本主義大国のアメリカの地で、資本主義の頂点レベルに立つフォード社の社長から報酬をもらって(2万ドル:今の25万ドルほどのあたるそうだ)、社会主義を思わせる壁画を作ることに、やりがいを感じた、と、展覧会で流されている映画で説明していた。

うーん、芸術家というものは、お金持ちにパトロンになってもらわないと食べて行けいのが世の常だから(だったから?)、リベラもまたしかり、か。

The guy in gray suit is the president of Ford. The guy in the brown suit is the head of DIA. They invited Rivera to make the murals in the DIA. Considering Rivera was a communist, it’s amazing the president of Ford invited and paid Diego and let him make murals which would somewhat look like Soviet art.  Rivera, being a communist, accepted an invitation and remuneration from the big capitalist. Artists always needed or wanted rich patrons.

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壁画の間にボランティアの人たちが何人もいて、ぼっと壁画を見ていると、向こうから「何か質問ありませんか?」と来てくれた。ボランティアのトレーニングを受けているのだろう、本当によく説明してくれた。まず展覧会でスケッチ画を見て、それからボランティアさんの説明を聞けば、理解がうんと深まります。描かれた当時の時代背景がよく分かったので、壁画が、俄然、面白くなりました!

貴方もいかが?「Diego Revera Frida Kahlo in Detroit」展(7月12日まで)。

Thank you so much for the volunteers in the mural court. They were very passionate about the murals. Thanks to their help, now I can understand and enjoy the murals much better.

 

関連ポスト:フリーダ・カーロと日本のちょっとした縁?デトロイト美術館(DIA)

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フリーダ・カーロ 日本とのちょっとした縁? @デトロイト美術館 (DIA) – Diego Rivera & Frida Kahlo in Detroit

デトロイト美術館(DIA)の「デトロイトのデイゴ・リベラとフリーダ・カーロ展(Diego Revela Frida Kahlo in Detroit」に行ってきた。

I went to the ‘Diego Rivera and Frida Kahlo in Detroit’ exhibition at the Detroit Institute of Arts (DIA).

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美術館内に入るや、大きなサイン。

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She is so beautiful…

フリーダの美しいこと! 髪がいいね。これ、例によってのメキシコ風かな?

左が夫のデイエゴ・リベラ(Diego Rivera)。

デイエゴはデトロイト美術館の目玉である大壁画を描いた人なので、デトロイト美術館にとって、とても重要な人物なのだ。

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うーん、美女と野獣。。。Beauty and Beast, as they were called when they married – that was not a nice thing to say

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(above from AAA Michigan magazine)

この展覧会のことについて知ったのは、トリプルAという、うちが車両保険を購入している団体から購読しているトラベル雑誌に載った紹介記事(上の写真)。

実を言うと、それまで、フリーダカーロって誰?というレベルの無知な自分だったのだが、

彼女、近年(死後50年以上経て)、人気が出てきてるんですねえ。

この夏、日本では、日本人女性写真家によるフリーダさん遺品撮影のドキュメンタリー映画「フリーダカーロの遺品 – 石内都 織るように」が公開されるそうで、デトロイトでの展覧会といい、まるで申し合わせたみたいに今年はフリーダカーロの年?!

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日本で映画が夏に封切りされるくらいだから、デトロイトの日本人社会も、この展覧会について騒ぐか、と思いきや、全然話題にも上らない。

去年は、同美術館で「サムライ美術展」があって、それはそれは大騒ぎだったのだが、日本と関係ないと思うと、見向きもしないのが日本人(と、私は独断と偏見で思っている)。

アメリカに住んでいて、日本のことばかりに目を向ける人たちがいるのは、気持ちは分からなくないが、勿体ないと思う。。。

で、フリーダさんには、ちょっとした日本との縁があるのですね。

彼女とデイエゴ・リベラの結婚は波風の絶えない結婚だったそうだが、夫婦両方とも浮気恋愛を重ねており、彼女のお相手の一人が有名な彫刻家、ノグチ・イサムだった。

夫の浮気に怒ったフリーダが、夫へのあてつけのためノグチ・イサムとつきあったとか読んだが、浮気の相手が「日本とのつながり」では、展覧会のPRするにはちょっと不名誉過ぎ?

The Japanese community is taking no interest in this exhibition, whereas it paid great attention to the Samurai art exhibition last year. Japanese in the U.S. are not interested in what is not related to Japan – it’s a little over-generalization, but that’s my observation.   Wait, Frida Kahlo had an affair with Isamu Noguchi. He was half Japanese. but uh.. – that would not be an honorable connection with Japan, would it.

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She is beautiful, but why is she so hairy?  Her eyebrows are connected – was that considered to be beautiful in Mexico?

Frida Kahlo, Self-Portrait, 1940. See discussi...

Frida Kahlo, Self-Portrait, 1940. See discussion of her works below. (Photo credit: Wikipedia)

さてさて、フリーダさんは数多くの自画像を残しているが、この展覧会にも、小さな自画像がたくさん展示されてある。

私は同じ女性なので、女性のいろんな感情がたくさん詰められているような、彼女の自画像群が、好きである。

右の自画像は、今回の展覧会にはなかったと思うが、この太っとくて眉間でつながった眉毛と、鼻の下のヒゲが、ほんと、印象的ですね。実際より誇張されているようだが、

「お願いだから、眉毛の手入れして(剃って)、おヒゲも剃ってください」と懇願したくなるが、あっ、彼女は私が生まれる前からもう、この世にいないのだった(苦笑)

特に、眉間でつながっている眉毛が気になってしょうがないので、インターネットで調べたら、あるある、いろいろなデイスカッション・スレッドが。(博学な人たちがいるものだ)次の①〜③が理由らしい:

①中南米には体毛が濃い人が多く、眉毛がつながった人が男女ともによくいること、

②メキシコでは昔(19世紀の独立戦争以来)、つながった眉毛が流行した時代があった。メキシコでは濃いつながった眉毛が美人と見なされた。

③眉毛がつながっていることは毛濃いことの現れ→白人は毛濃い→白人の血がより多く混じっているほど社会的地位が高い→フリーダの父親はドイツからメキシコに移民したハンガリー系ユダヤ人、母親もスペイン人の血が入っていたので、フリーダは白人の血が多く、だからつながった眉毛や濃い鼻の下の産毛(ひげ)にプライドを持っていた、等等。

 

全部が本当だとすると、①と③は矛盾している。

実際、本当のところ、どれだったのか、本人に聞きたいものだが。。。

でも、美人であるのは絶対確か!!

English: Portrait of Diego Rivera and Frida Ri...

Portrait of Diego Rivera and Frida Rivera  (Photo credit: Wikipedia)

もちろん、デイエゴの壁画はすばらしいが、私は女性なので、妻のフリーダの作品に、とても惹かれた。

今回の展覧会に、デイエゴ・リベラだけでなくフリーダ・カーロも目玉にした(デイエゴがフォード社の社長に招かれてデトロイト美術館の壁画を描に来ていた時、フリーダも夫のデイエゴを訪ねてデトロイトに滞在したので、デトロイトでのデイエゴとフリーダをテーマにした)のは、素晴らしいアイデアだったと思う。

男性は力強いデイエゴの壁画が好きだろうし、女性はフリーダの自画像や流産後の傷ついた自分を描いたと思われる絵などに心打たれるだろうし — (あっ! こんな風に、男が、女が、と分けることは、今の時代ではしちゃいけなかったっ)

 

デイエゴが壁画を描いている様子を撮影したフィルムだけでなく、フリーダが、トレードマークの長いスカートをはいて、おしゃれなヒールの靴をはいて、椅子に座ってカンバスに絵を描く様子を撮ったフィルムも展覧会で見れる。80年も前に撮影されたとは思えない、画像の良いフィルムです。

I like Frida’s self portraits a lot. I give DIA an A+.  This is a brilliant idea to feature both Rivera and Kahlo.  A Great exhibition.

最近のデトロイト美術館は、面白い!

同展は、7月12日まで。  http://www.dia.org

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ヘミングウエイ展示館 @ペタスキー – Hemingway Memorabilia on Display @Petosky, MI

ヘミングウエイのゆかりの地である北ミシガンのペタスキーには、ヘミングウエイの写真などを多数展示した歴史館がある。

There is the small, cute historical museum named Little Traverse Historical Museum in Petoskey, Michigan, with a lot of Hemingway’s photos and memorabilia on display.

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「Little Traverse Historical Museum」という名前の、「Little」そのものの可愛らしい歴史館で、ペタスキーの歴史と一緒に、ヘミングウエイの遺物も見て楽しめる。歴史館の半分をヘミングウエイが占めていると言っても過言ではない?

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古い映画ポスターに目が留まる。

ポール・ニューマン (Paul Newman)だ!!

ヘミングウエイの自伝的映画「Adventures of a Young Man」が1962年に作られ、ポール・ニューマンもその映画に出ていたのだ。これは、いくらトシの私でも物心つく前の話(笑)。知らなかった。

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ヘミングウエイが自殺したのが1961年だから、その翌年に作られた映画だ。映画の公開当時、アメリカの世の中は、彼の自殺でさぞや、騒然としていたに違いない。

 

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こういう、かわいい写真もあるよ。

兄弟と一緒に夏の別荘のお庭でピクニック。中央が彼だそう。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAお母さんと一緒の赤ちゃん時代の写真も。

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うむむ。。。青年時代は、けっこうイケメンだったのね、ヘミングウエイは。

後年のデップリしたオッサンぶりが想像できない(よくあるケースです。。。笑)

 

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兄弟や友人と一緒に、幸せな日々だったみたい(少なくとも夏のバカンスの間は)

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お友達みんな、当時最先端の水着を着て、キメている。

後列中央の男性、ビキニ着てるのかと、一瞬思った(笑)

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これは、最初の結婚ですね。

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ヘミングウエイがサインしたクリスマスカード。

 

運営はボランティアの人たちがしているので、開館時間が短い。受付に一人、ボランティアが1名座っているだけで、静寂そのもの。とてもフレンドリーにお話してくれる。寄付はいつでも受け付けていて、一人25ドル/年で個人会員になると、何度でも無料でこの歴史館に入れます(。。。って、そんなに何度もペタスキーに行く人いるか?)

とてもよくできた歴史館です。ボランティアの方々、エライっ!

This is a very very good museum. Hats off to the volunteers!

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( From the page of Pure Michigan)

この歴史館の外観。ミシガン州観光局(Pure Michigan)のページからお借りしました。

ペタスキーのダウンタウンの中心からちょっと離れた所にあります。

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歴史館にちょっと疲れたら、近くの公園にでも。

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北の町の夏の清々しい空気を吸いながら、散策しました。

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歴史館のウエブサイト: Little Traverse Historical Museum

 

 

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